Miles Davis - On The Corner
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Miles Davis - On The Corner (1972)

夏の夜にとんでもないブツを聴いてると絶対自分、アタマおかしいわ、って思う瞬間がある。それでもまともに白熱して文章にできるレベルのものなら、そしてここで紹介しきれるものならまだ良いのだが、今までブログ書いててここまで何をどう書いたら良いんだろ?って思ったのは初めてかもしれない。書ける言葉が見当たらなくってさ、何か困ったな…思いながらず〜っとこのアルバム聴いている次第。何かね、圧倒されっぱなしなんです。
Miles Davisの1972年リリースの超問題作「On The Corner」。知っている方は知っているんだろうけど、マイルス・デイヴィス史上最も無視されているアルバム、とでも言うべきか、元々ジャズ界のマイルス・デイヴィスとして知られている人で、そのマイルス・デイヴィスを知っている人達からしたらこのアルバムは一体何なんだ?って頭の中真っ白になって無視するのが一番、って回答になった作品なのだ。いわゆるマイルス・デイヴィスがファンクに出会ったおかげでやってみたらこうなった、ってアルバムなんだけど、当然そんなイージーになるハズもなく、根底から全てがぶっ壊されてる。ファンクというのもソウルってのも、もちろんジャズやマイルス・デイヴィスってのもぶっ壊されてる。このブログを何回か覗きに来ている人でコレ聴いたことなければ、ちょっと聴いてみて。プログレの世界観でもかなり左に寄ってる世界だろうし、それよりも凄いだろうし、ロックの世界での問題作とは次元が違う。なんせシラフで超多数のプロミュージシャン使ってやってるんだから。
冒頭の曲でのジョン・マクラフリンのギターが凄まじい。もちろんマイルス・デイヴィスのペットもワウ掛かってて何か凄まじい。ビートやベースはミニマルで繰り返し繰り返し…、それだけならロック的に分かるんだけど、ここに収められている何とも言えない研ぎ澄まされた熱気と言うのか、緊張感の高さとか爆発しそうな空気というか、その怖さが全編に漲ってて、これまで世界に無かったものを出しているっていうプレイヤー達の気迫、マイルス・デイヴィスの音楽家、コンポーザーとしての力量発揮、既にペッターとしてではなくシーンに投げ込んだ爆弾を作り出す姿、そういうのが全部出てきてて、ひたすらに聴きまくれる問題作。天才が作る恐るべし音楽、ジャンルを超越した圧倒的な作品はもっと早く出会いたかった。10代でコレ聴いてたら…、理解できなかっただろうし、怖かっただろうけど、凄いトラウマ残って印象深かっただろうな。出会えて良かったぶっ飛びの作品。

夏の夜にとんでもないブツを聴いてると絶対自分、アタマおかしいわ、って思う瞬間がある。それでもまともに白熱して文章にできるレベルのものなら、そしてここで紹介しきれるものならまだ良いのだが、今までブログ書いててここまで何をどう書いたら良いんだろ?って思ったのは初めてかもしれない。書ける言葉が見当たらなくってさ、何か困ったな…思いながらず〜っとこのアルバム聴いている次第。何かね、圧倒されっぱなしなんです。
Miles Davisの1972年リリースの超問題作「On The Corner」。知っている方は知っているんだろうけど、マイルス・デイヴィス史上最も無視されているアルバム、とでも言うべきか、元々ジャズ界のマイルス・デイヴィスとして知られている人で、そのマイルス・デイヴィスを知っている人達からしたらこのアルバムは一体何なんだ?って頭の中真っ白になって無視するのが一番、って回答になった作品なのだ。いわゆるマイルス・デイヴィスがファンクに出会ったおかげでやってみたらこうなった、ってアルバムなんだけど、当然そんなイージーになるハズもなく、根底から全てがぶっ壊されてる。ファンクというのもソウルってのも、もちろんジャズやマイルス・デイヴィスってのもぶっ壊されてる。このブログを何回か覗きに来ている人でコレ聴いたことなければ、ちょっと聴いてみて。プログレの世界観でもかなり左に寄ってる世界だろうし、それよりも凄いだろうし、ロックの世界での問題作とは次元が違う。なんせシラフで超多数のプロミュージシャン使ってやってるんだから。
冒頭の曲でのジョン・マクラフリンのギターが凄まじい。もちろんマイルス・デイヴィスのペットもワウ掛かってて何か凄まじい。ビートやベースはミニマルで繰り返し繰り返し…、それだけならロック的に分かるんだけど、ここに収められている何とも言えない研ぎ澄まされた熱気と言うのか、緊張感の高さとか爆発しそうな空気というか、その怖さが全編に漲ってて、これまで世界に無かったものを出しているっていうプレイヤー達の気迫、マイルス・デイヴィスの音楽家、コンポーザーとしての力量発揮、既にペッターとしてではなくシーンに投げ込んだ爆弾を作り出す姿、そういうのが全部出てきてて、ひたすらに聴きまくれる問題作。天才が作る恐るべし音楽、ジャンルを超越した圧倒的な作品はもっと早く出会いたかった。10代でコレ聴いてたら…、理解できなかっただろうし、怖かっただろうけど、凄いトラウマ残って印象深かっただろうな。出会えて良かったぶっ飛びの作品。
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