Marlena Shaw - Who Is This Bitch, Anyway?

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Marlena Shaw - Who Is This Bitch, Anyway? (1974)
フー・イズ・ジス・ビッチ、エニウェイ?

 世の中iPhoneやらケータイやらの普及でほぼそれだけあれば生きていけるってくらいにコンパクトな時代になったと思っていたけど、それに反して皆が皆カバンとかを持つようになっている。昔は男なんてほとんどカバンとか持ち歩かなかったんじゃないか、という気がしているけど、どうだろ?今じゃ皆が皆それなりにデカいカバン持っていて、かなり不思議。スマホ以外になにがいるんだろ?財布やタバコならともかく、他には何なんだろ?絶対日常から持っていなくても問題ないものが入っているんだろうなぁなどと勝手に想像しているが、そんな自分は全く手ぶら状態。ほぼすべてポケットやらに入れておくだけでカバンってキライなんだよな。だから余計に世の中の人が何をそんなにカバンに入れて歩いてるのかが不思議。もっとも中身を知ろうなんて思うこともないんだが。

 Malrena Shawの名盤と呼ばれる1974年リリースの傑作アルバム「Who Is This Bitch, Anyway?」。Blue Noteなんだよね、これ。んで、バックはジャズメンばかりで、ラリー・カールトンなんかも弾いている。他にもね、聴いてて良いねぇ〜ってのがベースのチャック・レイニーのプレイとかさ、フェンダーローズの音色もなかなか素敵だし、とにかく歌モノって聞こうとしていたらバックのプロフェッショナルぶりに驚きながら二重に楽しめる一枚。いや〜、知らなかったなぁ…、こういうの好きだわ。冒頭からどっかのバーでの男女の会話が続く…、そういうストーリー仕立てのアルバムらしく、なかなか粋なアルバム。んで、やさぐれた感のあるマレーナ・ショウの歌声が素敵に響き渡る。今で言うならばジョス・ストーン的な感覚か、ソウルともジャズとも言える雰囲気での歌モノ。なんかねぇ、ダークな場末のバーでタバコ吸いながらバーボン飲んで聴いていられる雰囲気の作品で実に良い。今更そんなこと言わんでも知られているアルバムなんだろうけど、聴いたことなかったからかなりその良さに痺れてます。こういうのあるってもっと早く誰か教えてよ、ってくらい。気に入っちゃって何回も何回も流してるもんね。

 有名なのは「Feel Like Makin' Love」なんだけど、これはこれでそのムードを楽しむには最高な一曲だけどね、それ以外のもかなり味わえるアルバムで、別に一曲が突出してるモンでもない。アルバムトータルで痺れる。それでバックミュージシャンがこれだからその楽しみもあるという贅沢な一枚。まさにニューヨークの大人のオンナの作品、と言った傑作。「Davy」の終盤のギターソロの一部がジャニスの「Summertime」からのパクリなんじゃないかなぁ…。






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フレ
Posted byフレ

Comments 2

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おっさん  

この頃のBlue Noteて
今世紀に入ってからクラブ系などから
再評価された感じですよね。
デヴィッド・Tのギターもいいね。

2018/08/13 (Mon) 18:11 | EDIT | REPLY |   
フレ
フレ  
>おっさん

Blue Noteは50年代で止まったままでしたんで…(汗)

2018/08/14 (Tue) 22:42 | EDIT | REPLY |   

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