Bakerloo - Bakerloo
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アッチのバンドとコッチのバンドのメンバーのアイツが昔どこそこにいて、そこであいつと出会って一緒にやってて、その後で前の仲間が登場して意気投合したから一緒にバンドやって…みたいなのが見えてくるのもこの時代に凝縮された英国のロックシーンならではの楽しみかもしれない。王道バンドなら誰かがどこかに必ず書いているからわかりやすいんだけど、アングラになってくると全く取り上げられなくって、突如としてシーンに登場してくることになるんだよね。実際そういう希有な人もいるので全部が全部ってワケじゃないけど、それでもみんな何かしら繋がりがあったりするので英国ロックのファミリートゥリーは多分全部繋がると思う(笑)。
メイ・ブリッツ結成秘話については昨日書いたんだけど、実はベイカールーがその元凶ってことまではなかなか知られていなかったハズ。しかし、そのBakerlooってのはなんぞや?ってことになると割と説明しやすいかもしれん。なぜならば、Humble Pie
のギタリストとして名高いクレム・クリムソンが在籍していたバンド、と云うか彼が最初に大掛かりに自分の才能を示してみせたバンド、だな。ちなみにドラマーの名がキース・ベイカーであったのがバンド名の由来?地下鉄の駅名ってのもあるけどどうなんだろ?ベースの名前がテリー・プールっつうから英語的にBakerとPooleの合体でBakerlooって云うのかなぁとふと思った。クレム・クリムソンは多分最後にバンドに加わったんだと思う。元々のバンドの名はBakerloo Blues Lineっつう名前だったようだ。で、多分彼はこの時18歳くらいと云われているのでその辺は先輩に逆らわずにとりあえずバンドの主導権を握ってしまってライブをこなしているうちに曲作りのセンスが見い出されて見事レコードデビュー、って感じなんじゃないかなぁ、と。それが唯一の作品となったアルバム「Bakerloo」なのだ。

うん、名盤。アルバムとしてはゴッタ煮状態でブルースからジャズ、クラッシックからハードロック、リフものなどなど滅茶苦茶バラエティに富んだもので、クレム・クリムソンの才能弾けまくりっつうものなんだけど、実は彼のギターの腕前としては後のcolosseum
やHumble Pie
を知っているだけにまだまだだなぁと思ってしまうけど、自分的にはこの頃のこういうギターって好きだね。不器用っつうかたどたどしい部分もあるんだけど音が前に出てるし、ブルースだって全然ホンモノに聞こえないけどそれらしくやってるっつうのも好き(笑)。よく云われるのが「Drivin' Backwards」っつう曲がバッハの旋律をジャジーに弾いていて画期的ってやつね。確かに聴くとへぇ~って思う。しかも前の曲があの「Bring It On Home」だからさ。もちろんZepのアレとは同じ曲のくせに全然違うんだけど(笑)。A面最後にはドラムソロが挟まれるものもあって、初期Zepと構想自体は同じなんだなぁと。実力は別としてアイディアレベルではクレム・クリムソンの才能は凄いよね。で、B面の大曲がねぇ、いや、後のコロシアムの「Valentyne Suite」に繋がるのかな、と。
1969年英国のハーヴェストからリリースされた作品でハーヴェストもかなりワケの分からんバンドをリリースしているけど、このバンドはハーヴェストレーベルのロゴが似合うバンドだった。ジャケットももちろんダブルジャケットで楽しみたい所。
メイ・ブリッツ結成秘話については昨日書いたんだけど、実はベイカールーがその元凶ってことまではなかなか知られていなかったハズ。しかし、そのBakerlooってのはなんぞや?ってことになると割と説明しやすいかもしれん。なぜならば、Humble Pie

うん、名盤。アルバムとしてはゴッタ煮状態でブルースからジャズ、クラッシックからハードロック、リフものなどなど滅茶苦茶バラエティに富んだもので、クレム・クリムソンの才能弾けまくりっつうものなんだけど、実は彼のギターの腕前としては後のcolosseum
1969年英国のハーヴェストからリリースされた作品でハーヴェストもかなりワケの分からんバンドをリリースしているけど、このバンドはハーヴェストレーベルのロゴが似合うバンドだった。ジャケットももちろんダブルジャケットで楽しみたい所。
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