Dave Grusin. Lee Ritenour - Harlequin
0 Comments
Dave Grusin. Lee Ritenour - Harlequin (1985)

慣れれば聴けるモンだな。暑くなかったら聴いてないし聴けてないかもしれないけど、そういうタイミングもあったってことで相変わらず多岐にわたるフュージョン界隈を探っているんだが、やっぱり大御所のアルバムの緊張感やスタンスってのは別格なんだなってのはロックも同じくだけど、ここのミュージシャンがあちこちに展開していくのはジャズならではの交友で、夢のようなセッションもロックだとなかなか実現しないけど、ジャズ・フュージョンの世界では普通に化学反応が起きてアルバム作りなんかもやっちゃう。そういう自由なトコロは面白いなぁと思う。ジェフ・ベックだってそこまで自由にやれてないんじゃないかってのあるしさ、その基礎を作っていったのはマイルスなんだろうか、昔から勝手にそういうモンなんだろうか、リーダーアルバムっていう概念でのレコーディングは古くからあるし、普通に考えればそういう方がミュージシャン的だよな。
Dave GrusinとLee RitenourとIvan Linsのボーカルをフューチャリングした1985年のアルバム「Harlequin」。リー・リトナーはアコギ中心のプレイなのであの戦慄のエレキの快活なロングトーンではないんだが、それはそれできちんと味わいぶりを出していて、曲によってはさすが、と唸らされるプレイもたっぷりとあるのはありがたい。んじゃ、何が良いのか、ってぇとだ、イヴァン・リンスのなんとも抜けきっていく歌声なのかもしれない。如何にもフュージョン的なインストものの曲の中に3曲だけイヴァン・リンスの歌が入っていて、これがまた圧倒的な存在感を出しているから浮いてる。浮いていると言うかそれこそがアルバムの目玉でやりたかった事かもしれない。
ただ、他の楽曲にしてもものすごく上質なレベルで組み立てられていて、派手さには欠けるけどこういうBGMとかキャッチーに使われて流れているってのは多いんじゃないか、ってくらいフックはある。プロな仕事だって思わせる充実した作品に仕上がっているのは確か。こんだけ目立たないでギター弾けるリー・リトナーって凄いな。それでいてばっちり知名度あるワケだし、面白い人だ。全体的にイヴァン・リンスが歌で参加してくると一気にブラジリアンフュージョンになるけど、インストだけならそこまでブラジルを感じる事なく、爽やかな、という程度で抑えてあるのはユニーク。

慣れれば聴けるモンだな。暑くなかったら聴いてないし聴けてないかもしれないけど、そういうタイミングもあったってことで相変わらず多岐にわたるフュージョン界隈を探っているんだが、やっぱり大御所のアルバムの緊張感やスタンスってのは別格なんだなってのはロックも同じくだけど、ここのミュージシャンがあちこちに展開していくのはジャズならではの交友で、夢のようなセッションもロックだとなかなか実現しないけど、ジャズ・フュージョンの世界では普通に化学反応が起きてアルバム作りなんかもやっちゃう。そういう自由なトコロは面白いなぁと思う。ジェフ・ベックだってそこまで自由にやれてないんじゃないかってのあるしさ、その基礎を作っていったのはマイルスなんだろうか、昔から勝手にそういうモンなんだろうか、リーダーアルバムっていう概念でのレコーディングは古くからあるし、普通に考えればそういう方がミュージシャン的だよな。
Dave GrusinとLee RitenourとIvan Linsのボーカルをフューチャリングした1985年のアルバム「Harlequin」。リー・リトナーはアコギ中心のプレイなのであの戦慄のエレキの快活なロングトーンではないんだが、それはそれできちんと味わいぶりを出していて、曲によってはさすが、と唸らされるプレイもたっぷりとあるのはありがたい。んじゃ、何が良いのか、ってぇとだ、イヴァン・リンスのなんとも抜けきっていく歌声なのかもしれない。如何にもフュージョン的なインストものの曲の中に3曲だけイヴァン・リンスの歌が入っていて、これがまた圧倒的な存在感を出しているから浮いてる。浮いていると言うかそれこそがアルバムの目玉でやりたかった事かもしれない。
ただ、他の楽曲にしてもものすごく上質なレベルで組み立てられていて、派手さには欠けるけどこういうBGMとかキャッチーに使われて流れているってのは多いんじゃないか、ってくらいフックはある。プロな仕事だって思わせる充実した作品に仕上がっているのは確か。こんだけ目立たないでギター弾けるリー・リトナーって凄いな。それでいてばっちり知名度あるワケだし、面白い人だ。全体的にイヴァン・リンスが歌で参加してくると一気にブラジリアンフュージョンになるけど、インストだけならそこまでブラジルを感じる事なく、爽やかな、という程度で抑えてあるのはユニーク。
- 関連記事
-
- Cornell Dupree - Teasin'
- Dave Grusin. Lee Ritenour - Harlequin
- George Duke - Brazilian Love Affair