Al Di Meola - Elegant Gypsy
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Al Di Meola - Elegant Gypsy (1977)

打って変わってどうしようもないくらいダサくて見たくもないジャケットを堂々と出してきたReturn To Foreverのギタリストからソロへと転向していったAl Di Meolaの「Elegant Gypsy」。1977年リリース作品のソロ二枚目なのだが、ホント、どうしてここまでダサいジャケットでレコードを売ろうと思ったのだろうか?本人もだけどレコード会社も事務所も何かアタマおかしいだろ?って疑ってしまうのだが、これがアメリカ人のセンス、多分、スパニッシュが売りだからこれで良いんじゃない?ってな話か。こういうところがアルバムそのものをないがしろにしちゃっててセンス悪いなぁと思うのだが、もちろん彼らはミュージシャンだからそんなトコロで左右されたくない、大事なのは音楽だ、って話になるのだろう。それもそうだけど購買意欲の湧くジャケットの方が好感度アップするし名盤になっても納得しやすいんだがな。その頃はそこまで考えてなかったか。
もうね、このアルバムくらいになるとロックもフュージョンも完全に融合してます。そもそもアル・ディ・メオラにパコ・デ・ルシアの共演の「地中海の舞踏」ってのがあのスーパーギタートリオと同じくらいの衝撃度、ギター二本だけでスパニッシュめいた共演を繰り広げてくれていて、そりゃ意気投合するだろうよ、ってなくらいに両者とも白熱したプレイを披露してくれてる。ゾクゾクするもん。アルバム冒頭の曲からしてそもそもロックな音色だし、「スペイン高速悪魔とのレース」なんてのも完全にハードロックエッセンスの入った作風。実際Riotがカバーしていたようだ。しかもメンツがドラムにスティーブ・ガッド、鍵盤にはヤン・ハマーとロック畑でも名前の聴く方々の参加ぶり、そりゃまベックなんかと差は無いわな。
だからロック畑の連中もこのアルバムはかなり聴けるハズで、自分でもそうだけど割と楽しんだ。物足りなさはあるんだけど、ギター好きだったりするとなるほど、みたいなのは多いしタメにはなるアルバムだろう。こんな風に弾けるのか、ってのはまた別の話だが、明らかにロックに近いアプローチとプレイで聴きやすく仕上がってる。しかしこの世界の人たちは凄い。どこまで自分たちのテクニックを磨き上げてぶつかりあってセンスを磨いて昇華していくのだろう…。

打って変わってどうしようもないくらいダサくて見たくもないジャケットを堂々と出してきたReturn To Foreverのギタリストからソロへと転向していったAl Di Meolaの「Elegant Gypsy」。1977年リリース作品のソロ二枚目なのだが、ホント、どうしてここまでダサいジャケットでレコードを売ろうと思ったのだろうか?本人もだけどレコード会社も事務所も何かアタマおかしいだろ?って疑ってしまうのだが、これがアメリカ人のセンス、多分、スパニッシュが売りだからこれで良いんじゃない?ってな話か。こういうところがアルバムそのものをないがしろにしちゃっててセンス悪いなぁと思うのだが、もちろん彼らはミュージシャンだからそんなトコロで左右されたくない、大事なのは音楽だ、って話になるのだろう。それもそうだけど購買意欲の湧くジャケットの方が好感度アップするし名盤になっても納得しやすいんだがな。その頃はそこまで考えてなかったか。
もうね、このアルバムくらいになるとロックもフュージョンも完全に融合してます。そもそもアル・ディ・メオラにパコ・デ・ルシアの共演の「地中海の舞踏」ってのがあのスーパーギタートリオと同じくらいの衝撃度、ギター二本だけでスパニッシュめいた共演を繰り広げてくれていて、そりゃ意気投合するだろうよ、ってなくらいに両者とも白熱したプレイを披露してくれてる。ゾクゾクするもん。アルバム冒頭の曲からしてそもそもロックな音色だし、「スペイン高速悪魔とのレース」なんてのも完全にハードロックエッセンスの入った作風。実際Riotがカバーしていたようだ。しかもメンツがドラムにスティーブ・ガッド、鍵盤にはヤン・ハマーとロック畑でも名前の聴く方々の参加ぶり、そりゃまベックなんかと差は無いわな。
だからロック畑の連中もこのアルバムはかなり聴けるハズで、自分でもそうだけど割と楽しんだ。物足りなさはあるんだけど、ギター好きだったりするとなるほど、みたいなのは多いしタメにはなるアルバムだろう。こんな風に弾けるのか、ってのはまた別の話だが、明らかにロックに近いアプローチとプレイで聴きやすく仕上がってる。しかしこの世界の人たちは凄い。どこまで自分たちのテクニックを磨き上げてぶつかりあってセンスを磨いて昇華していくのだろう…。
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