May Blitz - May Blitz
先日Gun~Three Man Army
う~ん、難しいのはその前後なんだよなぁ。音の話はもう少し後としてさ(笑)。実はMay Blitzってバンドは驚くことにBakerlooのドラマーであったキース・ベイカーがベースボーカルのテリー・プールとBakerloo脱退後に作ったバンドで、そこでギターボーカルのジェームス君(当時16歳?)に出会って一緒にプレイしてたらしいのだな。でも、すぐに首謀者二人が脱退してしまってどうしようかと思っていた所に同じ年代のレイド君をとりあえずキープして…って思ってたところにトニー・ニューマンが参加したってことらしい。その辺の関係はよく分かんないけど、何か面白そうなアンダーグラウンドシーンだよなぁ、と。


で、トニー・ニューマンの目論見でトリオ編成で望んだこのバンドは1970年に最初のアルバム「May Blitz」をリリースするのだが、これがまた正しく英国ハードロックサウンドで、しかも音が綺麗で演奏が上手い。だからもっとプッシュされていれば売れただろうに、残念ながらヴァーティゴレーベルからのリリースだったためか(笑)、それだけでB級バンド扱い…んなことないけど、プロダクションとの絡みももちろんあっただろうなぁ、勿体ないなぁ、と思うバンドのひとつです。当然ハードな路線だけでなくアコースティックを掻き鳴らしながら聴かせる曲もあったり、単なるハードロックではなくってそこにプログレッシヴな要素も多分に入ってきたり、コーラスワークがしっかりしていたり、当然この時代のバンドだからなんでもあるんだけど、そんなにマイナーなものでもないので聴いてみると良いと思う。
アルバムは二枚しかリリースされていなくて後は翌年に同じくヴァーティゴからセカンドアルバム「セカンド・オブ・メイ」がリリースされていて、基本的に同様の路線のアルバム。ファースト「May Blitz」はダブルジャケットで縦長の絵になっているのも面白いね。
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