Shakatak - Night Birds

熱帯化した日本としか思えない異常気象続きの日々、正直、何かを一生懸命聴いているなんてことすら出来ないレベルにあると思うんだが、どうだろう?そこで暑苦しいロックに手を出すのもなかなか出来ず、適当に逃げて聴いていたんだけどそんな日々が続けば続くほどダメージが積み重なってもっと逃げたくなってきた…。レゲエでもダブでも暑いのは変わらず、ただダラダラユラユラしてて良いか〜って気分になるだけだったんで、もうちょっと人間的な方が良いかも、ってことで、単純に飽きたからガラリと路線を変えて聴いてみるかと、多分初挑戦の世界観かも。
っても名前だけは知っていたShakatakの1982年作品「Night Birds」。なんで名前知ってたんだろ?ドラマ化何かの主題歌やってたとかこの頃突如としてロンドンから出てきて一躍売れたバンドってんだから不思議。日本は何かで有名になったんだろうなぁ…、じゃなきゃ絶対に聞かない路線のバンド、アルバムだし、きっと一般受けしていたんだと思う。んでさ、こういうのってきっと爽やかな気分になるんだろうな、って思って聴いてみたんだよ。Spotify便利だわ…、こういうのでも簡単にあるんだもんな。CD売れないハズだし、単発のDL販売も無理なハズだ。一体音楽家を何だと思ってるんだ?そういえばこないだマストドンがミュージシャンはもう食えない、って露骨に吐露していたな。読みながらそりゃそうだろうよ、って哀しく思ったもん。昔の人は昔の遺産で食えるから良いけどこれからの人はもうねぇ…。
それでこのシャカタク、なんとまぁ…、こんなに爽やかでテクニカルで耳に全く残らないけどとても素敵なBGMを作れるバンドがあったのか、と。どこから来てどうやってこういうのが出来るんだろ?英国だから?かっちりとしたBGMを聞かせてくれるんで、ギターとかサックスとかそういう楽器臭さを全然感じないというのか、歌が入ってても歌があるという認識になる前にBGM。やってる側は相当のプロじゃなきゃ無理だけど、コンテンポラリージャズからの派生なんだろうか?ベースとか凄いもんね。オルガンの音なのかなぁ、フワフワしてるのが特徴的で、それでもよく聴いているとかなり白熱した演奏ってのもあるからBGMを狙ってたワケじゃないだろう。それでもこんだけどこのドラマでも使えそうな、CMなんてこのアルバム一枚あれば大体バック作れちゃうだろ、ってくらいの良質な作品、だと思う。いや〜、爽やかだ。
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