Sting/Shaggy - 44/876

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Sting/Shaggy - 44/876 (2018)
44/876

 ロックにレゲエを持ち込んだバンドとしてポリスってのがあって、そこからスティングだもんなぁと思ってたらんだが、そしたら最近アルバムリリースしていたな、ってことでふと聴いてみたらなんと超ど真ん中のレゲエをやってた。ソロ活動になってからのスティングがこんだけレゲエにフォーカスされた作品を創るってのもなかったんじゃないか、って気がするし、しかもシャギーってジャマイカ人とのユニットによるアルバムだから見事に本場本物のレゲエが入ってて随分楽しめそうだって気がして手を出してみた。

 Sting & Shaggy名義での2018年作「44/876」。シャギーって知らないけど結構有名なジャマイカ人でアメリカで売れてたらしい。このアルバムで聴ける範疇からするとレゲエってのもあるが、ソウルフルなラップ的な歌とも言える部分を担っているみたいなのでそういうのが本業なのだろう。スティングの方はいつも通りと言えば何時も通りの歌で、伸び伸びと歌い上げている。合いの手をシャギーが入れて曲に異なるムードを入れてくるのは割と雰囲気変わってて面白いね。曲そのものは多種多様なサウンドが入ってるけど、レゲエ的な雰囲気が一番多くて夏に聴くには良い感じな仕上がり。

 それでもかなりおしゃれな感覚でのアルバム。シャギーのニューヨークの洗練感が表に出ているのかもしれない。そもそもスティングもソロアルバムだと結構オシャレなの作ってたりするから相性合ってるのかもな。ただ、このアルバムもそうだけど実にプロフェッショナルな仕事で仕上げたスキのないアルバムってのは分かるし、それなりに売れるだろう。聴いてて邪魔になる曲がないんだもん。んで、どれも何か聞き所あったりしてよく出来てる。好みな人は相当良い作品に感じるだろうという気がする。自分的にはそもそも音楽的にここまで出来ていると好みにはならないけどね。




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フレ
Posted byフレ

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