Joe Strummer & The Mescaleros - Live at Acton

2 Comments
Joe Strummer & The Mescaleros - Live at Acton (2012)
Live at Acton [Analog]

 今時の時代にロックにこだわってる若者なんてのはいるのだろうか?そこまでロックは魅力的だろうか?歴史を紐解いてそこまで辿り着けばそれは魅力的であってほしいとは思うけど、多感期だからと言って得られる情報量の中にロックなんて入るのかな…、親の影響でと言うならあるのか。とするとそれは古いロック中心のきっかけで周囲を見渡していくとかそんな流れなのかな。どんどんニッチな流れになっていくんだろうとは分かりつつも、もっともっと楽しんでほしいんだが。

 レゲエやダブなんかをパンクに持ち込んで一時代を風靡したThe Clash、そのキーパーソンでもあるジョー・ストラマーはソロ活動をしつつもシーンからほぼ消え去っていたところ、世紀末前後に復活、そのサウンドは驚くことにレゲエ・ダブから派生したようなサウンドでそれでも明らかにロックでしかないサウンドとここに来て新たな領域を作り上げていった。もちろんその頃も結構ハマって聴いててその才能の豊かさに驚いていたものだが、合わせての日本公演なんかも行われてて、まさかここに来てナマで見れるとは、なんてのもあった。そんなジョー・ストラマーだったが2002年暮に突如の他界、その直前の11月にはロンドンのアクトンタウンのライブで最後の三曲をミック・ジョーンズとジョイントしたというのは知られていた。2012年のReord Store DayでRancidのHellcatレーベルからアナログで再発されて一躍話題になっていたが、それがこの「Live at Acton」なワケだ。

 冒頭からして安定のライブ感でジョー・ストラマーのあの不思議なロック感が聴けるし、クラッシュの名曲群もところどころで出てきて、バイオリンの音色の面白さがこのメスカレロスの特徴、妙に酒場チックな音になっていくってのがいいな。終盤に新曲も混ぜての「I Fought The Law」、そしてミック・ジョーンズの登場での「Bankrobber」「White Riot」「Lodon's Burning」という怒涛のクラッシュ曲連発。涙なくして聴けないクラッシュへの夢、そしてジョー・ストラマーの訃報。なんとも言えない記録だよなぁと感慨深く聴き直している。やっぱりこういうの好きだ。





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フレ
Posted byフレ

Comments 2

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背中合わせ  

これ欲しいけどアナログなんですね。メスカレロスが演奏するとクラッシュの曲の良さにも改めて気づかされました。こんなに豊かなボーカルを聴かせてくれていたのに、早すぎましたね。
日本公演行かれたのでしょうか?

2018/07/19 (Thu) 22:15 | EDIT | REPLY |   
フレ
フレ  
>背中合わせさん

音はそこらで手に入るから、アナログをアイテムとして持っておく、ってなトコロでしょうか。
日本公演、数回見に行きましたね。等身大のジョーがスゲェかっこよかった。

2018/07/22 (Sun) 07:48 | EDIT | REPLY |   

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