Annie Haslam - Annie Haslam
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Annie Haslam - Annie Haslam (1989)

ルネッサンス来日決定、の報を見てはいるんだけどどうにも食指が動かない。もっともルネッサンスに限らず最近はあまりその手のオールドタイムなバンドの来日公演にはほとんど食指が動かなくて。見に行ってもやっぱりノスタルジックさがあるだけで、白熱した演奏とかロックに求めていたパワーやエネルギーなんてのはあるはずもないし、単にジジイ連中がファンサービスよろしく演奏しているだけ、っていう酷な見方も出来てしまう。ルネッサンスレベルのバンドだったらもちろん演奏力や楽曲の素晴らしさを伝えていくという意味で、美しき安定した歌声を披露してくれる、生で聴けるというのはアリだろうけど、そこは演奏会という意味合いなのでちょいとロックとは違う。いや、こだわらなきゃ良いんだろうけど、単にそう思ってしまっている自分がいて困る。2001年の来日公演は見ているのでまぁ、いいかってのある。
Annie Haslamの1989年ソロ名義でのアルバム「Annie Haslam」もホリー・ワーバトンによるアルバムジャケットの産物で、こうして並べてみるとそりゃアートとしては統一感あるのは当然なんだけどアルバムの音からしてみたらそれぞれ全然異なるサウンドだし、それでもアルバムの音とジャケットのバランスはしっかり保たれているとも言えるからそれほど絵を書く側と音とのマッチングというのは気にしなくても良いのかな。それよりもイメージが固定化されない方が幅広くなってって良いのかもしれない。なるほど。ってなことを思いつつこのアルバムを聞くのだが、冒頭からして「Moonlight Shadow」なワケだから、もうキャッチーそのものでいきなりアニー・ハスラム節全開で言うことなし、続いてはジャスティン・ヘイワードとの共作による曲でルネッサンスとムーディー・ブルースですか…、しかもアコギと天上の歌声ですね、いやはや大したセッションです。その後ももちろんかなりの美しい楽曲と歌声による作品が詰め込まれていて、ちょいとニューエイジ風なデジタル出始めの頃のチープな音が好みではないけど、この楽曲群と歌声の前ではそれも許されてしまうだろう傑作。
メンツを見ていると後期ルネッサンスの面々も参加しているから、結局アニー・ハスラムのプロジェクトにルネッサンスのメンツが合流して、ゲストにジャスティン・ヘイワードを迎えてプロデュースされたルネッサンスのニューアルバム的位置付けだったのかも。それにしてはクラシカルなルネッサンスサウンドに囚われていないからソロアルバム名義にしてきた、それならマイク・オールドフィールドとの共演でヒットを放った「Moonlight Shadow」をアニー名義でも録音して売りにしていこうぜ、ってな構想だったのだろうか。悪くない。まだまだアニー・ハスラムも絶世の歌声を誇っている時期だし、見事なアルバム。

ルネッサンス来日決定、の報を見てはいるんだけどどうにも食指が動かない。もっともルネッサンスに限らず最近はあまりその手のオールドタイムなバンドの来日公演にはほとんど食指が動かなくて。見に行ってもやっぱりノスタルジックさがあるだけで、白熱した演奏とかロックに求めていたパワーやエネルギーなんてのはあるはずもないし、単にジジイ連中がファンサービスよろしく演奏しているだけ、っていう酷な見方も出来てしまう。ルネッサンスレベルのバンドだったらもちろん演奏力や楽曲の素晴らしさを伝えていくという意味で、美しき安定した歌声を披露してくれる、生で聴けるというのはアリだろうけど、そこは演奏会という意味合いなのでちょいとロックとは違う。いや、こだわらなきゃ良いんだろうけど、単にそう思ってしまっている自分がいて困る。2001年の来日公演は見ているのでまぁ、いいかってのある。
Annie Haslamの1989年ソロ名義でのアルバム「Annie Haslam」もホリー・ワーバトンによるアルバムジャケットの産物で、こうして並べてみるとそりゃアートとしては統一感あるのは当然なんだけどアルバムの音からしてみたらそれぞれ全然異なるサウンドだし、それでもアルバムの音とジャケットのバランスはしっかり保たれているとも言えるからそれほど絵を書く側と音とのマッチングというのは気にしなくても良いのかな。それよりもイメージが固定化されない方が幅広くなってって良いのかもしれない。なるほど。ってなことを思いつつこのアルバムを聞くのだが、冒頭からして「Moonlight Shadow」なワケだから、もうキャッチーそのものでいきなりアニー・ハスラム節全開で言うことなし、続いてはジャスティン・ヘイワードとの共作による曲でルネッサンスとムーディー・ブルースですか…、しかもアコギと天上の歌声ですね、いやはや大したセッションです。その後ももちろんかなりの美しい楽曲と歌声による作品が詰め込まれていて、ちょいとニューエイジ風なデジタル出始めの頃のチープな音が好みではないけど、この楽曲群と歌声の前ではそれも許されてしまうだろう傑作。
メンツを見ていると後期ルネッサンスの面々も参加しているから、結局アニー・ハスラムのプロジェクトにルネッサンスのメンツが合流して、ゲストにジャスティン・ヘイワードを迎えてプロデュースされたルネッサンスのニューアルバム的位置付けだったのかも。それにしてはクラシカルなルネッサンスサウンドに囚われていないからソロアルバム名義にしてきた、それならマイク・オールドフィールドとの共演でヒットを放った「Moonlight Shadow」をアニー名義でも録音して売りにしていこうぜ、ってな構想だったのだろうか。悪くない。まだまだアニー・ハスラムも絶世の歌声を誇っている時期だし、見事なアルバム。
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