T.Rex - Bolan's Zip Gun
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T.Rex - Bolan's Zip Gun (1975)

昔はあまり聴かなかったアルバムなんかも割と簡単に聴けてしまう環境になってからはすんなりと聴くようになっている。昔みたいにレコード買ったりしなきゃ聴けない状況だったらわざわざ聴かなかっただろうと思う。それが聴き放題いくら、みたいな感じでライブラリが手に入ってしまう時代になったら、そりゃもう何でも聴いちゃうでしょ。眼の前にあるんだから。ホントにそんな聴き方で良いんか?ってのは今でも疑問だけど、どうなんだろうなぁ、それでミュージシャンの商売が成り立つんなら良いけどさ、実際分からない。
T.Rex、即ちマーク・ボラン主役の1975年リリース作品「Bolan's Zip Gun」。これまでのサウンドとは一線を画したアルバム、トニー・ヴィスコンティが絡んでいないってことで、その分どうにもまとまり感とか統一感的なもの、方向性的なものがバラバラになってしまった感はあるかな。プロデューサーってそんなに影響力あるのか、ってのがこういう時に分かる。ミュージシャンはあくまでもミュージシャン、プロデューサーはやっぱりプロデューサーなんだろう。とは言え、ミュージシャンたるマーク・ボランの頭の中にある音がそのまま出てきていると思うと、こういうアルバムもあって良いんじゃないかと。当時からしても全く見向きもされない状況で、あんだけアイドルだったマーク・ボランの名声も地に落ち、売上も下がり仕事も減っていった頃と聞く。そこでのこのアルバムリリースで、生々しいマーク・ボランの作品が聴ける。
冒頭から内縁の妻グロリアのバックコーラスワークが明らかにこれまでとは異なるベクトルを醸し出している、ソウル・ゴスペル系なコーラスを取り入れているから、中期のHumble Pieみたいなのを狙ったのだろうか、ってかこの頃流行してたからなぁ、こういうコーラスモノ。T.Rexが取り入れるとこうなるのかというのはあるが、難しい。個性になっていると言えばなっているが肝心の独特のブギ調のスタイルがまるで聴けないから普通のバンドになっていて、それならそれで個性は?みたいなところか。よく聴けばマーク・ボラン節ではあるが、作品が面白みに欠けるのも事実か。

昔はあまり聴かなかったアルバムなんかも割と簡単に聴けてしまう環境になってからはすんなりと聴くようになっている。昔みたいにレコード買ったりしなきゃ聴けない状況だったらわざわざ聴かなかっただろうと思う。それが聴き放題いくら、みたいな感じでライブラリが手に入ってしまう時代になったら、そりゃもう何でも聴いちゃうでしょ。眼の前にあるんだから。ホントにそんな聴き方で良いんか?ってのは今でも疑問だけど、どうなんだろうなぁ、それでミュージシャンの商売が成り立つんなら良いけどさ、実際分からない。
T.Rex、即ちマーク・ボラン主役の1975年リリース作品「Bolan's Zip Gun」。これまでのサウンドとは一線を画したアルバム、トニー・ヴィスコンティが絡んでいないってことで、その分どうにもまとまり感とか統一感的なもの、方向性的なものがバラバラになってしまった感はあるかな。プロデューサーってそんなに影響力あるのか、ってのがこういう時に分かる。ミュージシャンはあくまでもミュージシャン、プロデューサーはやっぱりプロデューサーなんだろう。とは言え、ミュージシャンたるマーク・ボランの頭の中にある音がそのまま出てきていると思うと、こういうアルバムもあって良いんじゃないかと。当時からしても全く見向きもされない状況で、あんだけアイドルだったマーク・ボランの名声も地に落ち、売上も下がり仕事も減っていった頃と聞く。そこでのこのアルバムリリースで、生々しいマーク・ボランの作品が聴ける。
冒頭から内縁の妻グロリアのバックコーラスワークが明らかにこれまでとは異なるベクトルを醸し出している、ソウル・ゴスペル系なコーラスを取り入れているから、中期のHumble Pieみたいなのを狙ったのだろうか、ってかこの頃流行してたからなぁ、こういうコーラスモノ。T.Rexが取り入れるとこうなるのかというのはあるが、難しい。個性になっていると言えばなっているが肝心の独特のブギ調のスタイルがまるで聴けないから普通のバンドになっていて、それならそれで個性は?みたいなところか。よく聴けばマーク・ボラン節ではあるが、作品が面白みに欠けるのも事実か。
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