Tinsley Ellis - Winning Hand
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Tinsley Ellis - Winning Hand (2018)

アナログ時代はアルバムのジャケットってひとつのイメージシンボルだったし、アーティストの主張なんかを表すモノという部分が大きかったんだろうけど、CD時代になって、そのインパクトは薄まり、アートとしてのジャケットは少なくなっていった。それでもまだジャケットが主張するものってのはあったんだろうが、DL時代になるとはて一体ジャケットの意味はどれだけあるんだ?ってくらいには存在意義が低くなっている。アマゾンなんかで見かけるジャケット写真というレベルにしかなっていないから、そこでの主張なんてのまで読み取れるか、ってな話だが、案外それはあるものだな、と思うジャケットもある。細かいアートワークよりももっとインパクトに特化したジャケットの方がわかりやすいという風潮になってきたのかもしれない。今時のジャケットアートはどういう考え方で作られてるのだろうね。
Tinsley Ellisというアトランタのブルースギタリストの新作「Winning Hand」がリリースされていた。別に追いかけてた訳でもなく、アマゾンでブルース系をアレコレ探してたらジャケットが目についたのでちょいと聴いてみたという話。この人いつもジャケットにギターというキーワードが出てくるくらいにインパクトあるジャケットなんだよね。今回のもどんだけギターをクローズアップしたジャケットだよ、しかもこんな角度での写真でストラトだけ色付きっていうギター好きなジャケット。聴きたくなるよね。ってことで聴いてみるんだけど、相変わらずのスタンダードなブルース・ロックのオンパレード、音色に変化がないので多少飽きる部分はあるけど、フレーズにしても感情にしてもプレイにしても目一杯ホワイトブルース・ロックそのまんまで、今時こういう人もいてくれるんだ、っていう嬉しさがまずある。しかもこの時代にそれで生き延びてるっていうくらいだからクォリティやプレイそのものは当然レベルが高いワケで、つまらないはずがない。
割と奇抜なフレーズを組み入れてくるってのか、どんな音色なんだこれ?っていうフレーズが突っ込まれてくるから聴いてると一筋縄で行かなくて、フレーズを追いかけてしまう。難しいフレーズはあんまりないけど味わいは見事、過去の往年のギタリスト達ってのはもう一通り体に吸収されているんだろうなっていうくらいにはフレーズが豊富。面白い事に黒人ブルース的要素はあまり聴かれなくって、ホワイトブルースからの影響が大きいんだろうな、っていう感じ。もちろん黒人ブルースメンからも影響されているんだろうが、表現としてはこっちの方に寄ってるってとこか。一般のロックリスナーには受け入れられやすいブルースに仕上がってて存分に楽しめるナイスなアルバム。

アナログ時代はアルバムのジャケットってひとつのイメージシンボルだったし、アーティストの主張なんかを表すモノという部分が大きかったんだろうけど、CD時代になって、そのインパクトは薄まり、アートとしてのジャケットは少なくなっていった。それでもまだジャケットが主張するものってのはあったんだろうが、DL時代になるとはて一体ジャケットの意味はどれだけあるんだ?ってくらいには存在意義が低くなっている。アマゾンなんかで見かけるジャケット写真というレベルにしかなっていないから、そこでの主張なんてのまで読み取れるか、ってな話だが、案外それはあるものだな、と思うジャケットもある。細かいアートワークよりももっとインパクトに特化したジャケットの方がわかりやすいという風潮になってきたのかもしれない。今時のジャケットアートはどういう考え方で作られてるのだろうね。
Tinsley Ellisというアトランタのブルースギタリストの新作「Winning Hand」がリリースされていた。別に追いかけてた訳でもなく、アマゾンでブルース系をアレコレ探してたらジャケットが目についたのでちょいと聴いてみたという話。この人いつもジャケットにギターというキーワードが出てくるくらいにインパクトあるジャケットなんだよね。今回のもどんだけギターをクローズアップしたジャケットだよ、しかもこんな角度での写真でストラトだけ色付きっていうギター好きなジャケット。聴きたくなるよね。ってことで聴いてみるんだけど、相変わらずのスタンダードなブルース・ロックのオンパレード、音色に変化がないので多少飽きる部分はあるけど、フレーズにしても感情にしてもプレイにしても目一杯ホワイトブルース・ロックそのまんまで、今時こういう人もいてくれるんだ、っていう嬉しさがまずある。しかもこの時代にそれで生き延びてるっていうくらいだからクォリティやプレイそのものは当然レベルが高いワケで、つまらないはずがない。
割と奇抜なフレーズを組み入れてくるってのか、どんな音色なんだこれ?っていうフレーズが突っ込まれてくるから聴いてると一筋縄で行かなくて、フレーズを追いかけてしまう。難しいフレーズはあんまりないけど味わいは見事、過去の往年のギタリスト達ってのはもう一通り体に吸収されているんだろうなっていうくらいにはフレーズが豊富。面白い事に黒人ブルース的要素はあまり聴かれなくって、ホワイトブルースからの影響が大きいんだろうな、っていう感じ。もちろん黒人ブルースメンからも影響されているんだろうが、表現としてはこっちの方に寄ってるってとこか。一般のロックリスナーには受け入れられやすいブルースに仕上がってて存分に楽しめるナイスなアルバム。
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