Luther Allison - Songs From the Road

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Luther Allison - Songs From the Road
Songs From the Road (Bonus Dvd)

 ここのトコロさぁ、白熱したギターをひたすら弾いているブルースメンばかり聴いてるんだけど、そういうの聴いてると今時のロックとか音楽とかどうでも良いんじゃね?とか思うくらいに生々しくエネルギッシュに魂をぶつけてきてくれる。近年のミュージシャンだって魂は変わらないだろうし、そういうひたむきなプレイも出来るだろうし、実際しているだろうけど、自分がそういうのを耳にしていないだけなのか、あまり耳にする機会が多くないだけなのか、ここまで熱気ムンムンのライブアルバムなりギタープレイなりを聴くことが少なくなっている。ところが古いのを引っ張り出したり発掘したりすると簡単にそんだけ熱気ムンムンのアルバムやライブ盤なんてのを発掘できちゃうんだからさ、そりゃ知名度とかの違いはあるのかもしれないけどさ。もっともっと自分でも貪欲になって探さないとこういうの見つからないんだろう。近年のギタリストでもいるハズなんだから…。

 Luther Allisonの1997年の没する3ヶ月前のライブでもある「Songs From the Road」が発掘ライブ盤としてリリースされている。聴いて驚くと思うけど、これでそんな時期なのか?いや、全盛期どころかこれからまだまだって時に亡くなっているってことなんだろう、そう思うのが自然なくらいにはぶっ飛びの白熱しているライブが聴ける。こんなの生で見たかったなぁ…。ロックの世界でもここまでの白熱ぶりはなかなか見つけられない。何でもありなブルースメンだからこそ出来る技かもしれないが、どっちかっつうとこの人もロック側に近いプレイだろうね。バディ・ガイの方がまだブルース寄りか…、ルーサー・アリソンは更に器用で熱唱ボーカルと白熱ギターが売りだな。さすがブルースの大御所たちからダイレクトに教わった人は真髄が違う。観客の降り上がり方も半端ないトコロからするとステージでのエンターティンメント性も見事だったのだろう。

 単にブルースという枠組だけでなくファンク、ソウルからゴスペル辺りまでも網羅したルーサー・アリソンの幅広いスタンスは十二分に生かされていてこのライブでも飽きさせることのないバリエーション豊かなスタイルを聞かせてくれる。それも含めて全部が暑苦しいくらいに熱いライブなんだから面白い。本気でライブに取り組んでるんだろうなぁってのが分かる熱狂的なライブ。こういうのどんどん聴いていたい…。


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フレ
Posted byフレ

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