Buddy Guy - Live! Real Deal
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Buddy Guy - Live! Real Deal

ロックはブルースから生まれたものだ、だからブルースの子供でもあるんだ、というロック神話は今でも生きているのかどうか知らないが、確かにロックの歴史をなぞるとそういう言い方も正しいし、自分自身がロックから入って聴いているとブルースに行き当たるし、確実にブルースの影響をウケているというロックが好きだからっていうのもあるか。ロックの中でもブルースの影響を受けていないのもあるし、ロック全般がブルースの子供ってんでもないだろう。ただ、ひとつの世界としてはそうだよな、って思う。それを逆手に取ってしまった人の一人がBuddy Guyなのかも。60年代からずっと活躍してきた人だからロックの全盛期も同時代に生きていたし、衰退してきた時期、そして今でもシーンに健在に君臨しているからロックの歴史をほぼ目の前で見ているんだよね。それもブルースメンという目線から。だから故、Buddy Guyがロックをやったってのも良く分かる。そもそもその傾向が強い人だったんだからロックのエネルギーに引っ張られたんだろう。それでセールス的にも成功したし、思う存分ギター弾いてるし、結果的には大成功だったろう。
そんなBuddy Guyの1996年のG.E.スミスと一緒にやったライブアルバムが「Live! Real Deal」としてDVDでもリリースされている。ちっぽけなライブハウスみたいなトコでやってるから二人の姿が接近した形で見られるものだけど、音を聴いているともうさ、凄い迫力なワケ。もう90年代だから売れた後だし、すでにハジけているしロックやってる時期だし、G.E.スミスだし、何ら文句のひとつも出ないプレイを堪能できます。ギター聴いてるともうSRVが乗り移ってるんじゃないかっつうくらいにはロック寄りなギターが聴ける。ジミヘンよりもそっちだな。ブルース・ロックをブルースメンがやっちゃってるという、それでいて歌は黒人だからある種白人のブルース・ロック小僧達が皆なりたかった姿の最高峰を実現しちゃっているというワケだ。そりゃさ、ブルース側からしたらちょっとオメェやりすぎだろ、って言われるだろうけどロック側はもう大喝采。そこにベテラン職人G.E.スミスまで加担しちゃってるんだから言うことない。この人のおかげでバディ・ガイからロジャー・ウォーターズまで、そしてホール&オーツまでつながっちゃうワケで、どんだけ振り幅広いんだ、ってな話。
しかしもうこんだけ熱いギター聞かせてくれるんだからひたすら楽しめ、観客の熱気と一緒に自分も楽しめってくらい。映像見てると演奏側のバックミュージシャン達も凄く楽しんでるし、リラックスしてライブやってるから見てて気持ち良い。そこにもう理屈なしのストラトバリバリの乾いたトーンでのバディ・ガイのエネルギッシュなプレイ、言うことなしの名盤です。正にブルース・ロックの真髄、っつうかブルースギターの真髄。こういうギター弾けたらホント楽しいと思う。いくつになってもこういうパッションが出せるんだから凄いよ。

ロックはブルースから生まれたものだ、だからブルースの子供でもあるんだ、というロック神話は今でも生きているのかどうか知らないが、確かにロックの歴史をなぞるとそういう言い方も正しいし、自分自身がロックから入って聴いているとブルースに行き当たるし、確実にブルースの影響をウケているというロックが好きだからっていうのもあるか。ロックの中でもブルースの影響を受けていないのもあるし、ロック全般がブルースの子供ってんでもないだろう。ただ、ひとつの世界としてはそうだよな、って思う。それを逆手に取ってしまった人の一人がBuddy Guyなのかも。60年代からずっと活躍してきた人だからロックの全盛期も同時代に生きていたし、衰退してきた時期、そして今でもシーンに健在に君臨しているからロックの歴史をほぼ目の前で見ているんだよね。それもブルースメンという目線から。だから故、Buddy Guyがロックをやったってのも良く分かる。そもそもその傾向が強い人だったんだからロックのエネルギーに引っ張られたんだろう。それでセールス的にも成功したし、思う存分ギター弾いてるし、結果的には大成功だったろう。
そんなBuddy Guyの1996年のG.E.スミスと一緒にやったライブアルバムが「Live! Real Deal」としてDVDでもリリースされている。ちっぽけなライブハウスみたいなトコでやってるから二人の姿が接近した形で見られるものだけど、音を聴いているともうさ、凄い迫力なワケ。もう90年代だから売れた後だし、すでにハジけているしロックやってる時期だし、G.E.スミスだし、何ら文句のひとつも出ないプレイを堪能できます。ギター聴いてるともうSRVが乗り移ってるんじゃないかっつうくらいにはロック寄りなギターが聴ける。ジミヘンよりもそっちだな。ブルース・ロックをブルースメンがやっちゃってるという、それでいて歌は黒人だからある種白人のブルース・ロック小僧達が皆なりたかった姿の最高峰を実現しちゃっているというワケだ。そりゃさ、ブルース側からしたらちょっとオメェやりすぎだろ、って言われるだろうけどロック側はもう大喝采。そこにベテラン職人G.E.スミスまで加担しちゃってるんだから言うことない。この人のおかげでバディ・ガイからロジャー・ウォーターズまで、そしてホール&オーツまでつながっちゃうワケで、どんだけ振り幅広いんだ、ってな話。
しかしもうこんだけ熱いギター聞かせてくれるんだからひたすら楽しめ、観客の熱気と一緒に自分も楽しめってくらい。映像見てると演奏側のバックミュージシャン達も凄く楽しんでるし、リラックスしてライブやってるから見てて気持ち良い。そこにもう理屈なしのストラトバリバリの乾いたトーンでのバディ・ガイのエネルギッシュなプレイ、言うことなしの名盤です。正にブルース・ロックの真髄、っつうかブルースギターの真髄。こういうギター弾けたらホント楽しいと思う。いくつになってもこういうパッションが出せるんだから凄いよ。
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