Freddie King - Getting Ready

0 Comments
Freddie King - Getting Ready (1971)
Getting Ready

 周期的にブルースを聴きたくなるんだが、ブルースの新しいものってのはそうそう無かったりするので、結局は古いのを紐解いて聴き直したりする方が圧倒的に多い。それでもまだまだ新しい発見や、あのヒトとこの人が一緒にやってて云々とかワクワクすることってのはたくさんあるし、まだまだだなぁって思う事も多い。音色を楽しむというのとギターを楽しむってのとやっぱり迫力を楽しむってのもあって聴く度に楽しめるから何度も聴いちゃう。それでも口づさめるってほどのアルバムは多くないのだが…。

 Freddie Kingの1971年リリースのアルバム「Getting Ready」はレオン・ラッセルが設立したシェルターレーベルからの作品で、その影響が大きいのだろうけど、この時代が一番ロックに近づいた時期でいわゆるロックファンには一番受け入れられる辺りだろう。ブルースファンからするとこの時期はちょいと魂売っただろ、って批評も多いようだ。まぁ、そんなのはともかくとしてだ、このアルバムでのフレディ・キングのハジけ具合が違う。冒頭から名曲「Same Old Blues」というバラードで始まるという意外な展開、これがまたギターも歌も素晴らしく、確かに一曲目に持ってきたくなるわなというくらいの傑作。んでもって「Dust My Bloom」ですよ、ってエルモア・ジェームズのあの曲をフレディ・キングが、って話だけどものの見事に自分のものにしちゃってるという出来映えに舌を巻く。以降はもうお得意の世界観がひたすらに出てくるのだが、いつ聴いてもこの人のギターのフレーズも手癖も相変わらずのもので、読めるんだけどイチイチ感動するという大道芸、音のズラし方とか入り方も唐突だったり、トーンも割と平坦なのにグイグイと迫ってくるというもので、スクィーズギターと呼ばれるのはそのヘンだもんね。残念ながらロックサイドにはこういうギタリストはいない。当たり前だけどやっぱり黒人独特のスタイルだし、どんだけ真似ててもそこはこうならないというか‥、不思議なものだがたとえそれがクラプトンでもこういう風にはならなかったってのかね、だから面白いんだよな。

 ブルースってのは定形パターンがあるから音楽性が云々ってもさほど違いは出てこないし、そりゃホーンあったりとかあるけど、そんなモンだし、このアルバムもかなりスワンプなサウンドに仕上げているけどパターンはいつもの定形どおりだからやっぱりギターが映える作り。それにしても「Key To The Highway」や「Goin' Down」もあって聴き応えがある作品だ。やっぱりシェルター時代がいいな。






関連記事
フレ
Posted byフレ

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply