Three Man Army - A Third Of A Lifetime
3 Comments

メジャーとB級の境目…、別にそんなの明確じゃないに決まってるけど、イメージ的にB級だよなぁ、ってのがあったり音的にB級だよなぁってのがあったりする。上手いヘタじゃなくってね。そんな中でも多分境目に位置しているよなってバンドはいくつか思い付くものがあって、それは多分メンバーの誰かがそれなりにメジャーの人と一緒にやってたとか、その後一緒にやったことで名前が売れたってのが多いんだと思う。まぁ、ユーライア・ヒープってのはそういう意味で最も成功したB級バンドっていう印象で見てるんだけど…、個人的見解です。
そういう意味ではもっとも英国ハードロックバンドらしくて境目に位置しているバンドがスリー・マン・アーミーなんじゃないかな、と。Gunっていうバンドはその後の英国ロックシーンに実に多くの影響を及ぼしていたんだなぁと改めて思うが、Gunの首謀者でもあったガーヴィッツ兄弟によるトリオ編成のバンド。基本的には。ただ、凄いのが最初期はあのバディ・マイルスがドラムを叩いていたり、この後の彼等による同様のバンド、ベイカー・ガーヴィッツ・アーミー
このバンドの最初のアルバムリリースは1971年で、その前からライブ活動は積極的に行っていた様子なのでそれぞれのドラマーの過程を見ていくと、バディ・マイルスについてはジミヘン亡き後(1970年9月以降)すぐにこのバンドと合流していた様子だし、ベイカー・ガーヴィッツ・アーミー
んなこと言いながらも聴くとハマりやすいハードロックで、好きな人多いと思う。至ってシンプルなハードロック、ギター中心のハードロックでドタバタ感やヘンな曲展開も凄く英国らしい。特にお気に入りは最初のファーストアルバム「A Third of a Lifetime」だ。この頃を代表するかのような音は英国好きかどうかが問われる試験石としても良いかも。そういえば今でもちゃんと整理できてないけど、このファーストアルバム黄色いのとグレーで銃弾が開いているヤツの二種類のジャケットがあるが、どっちがオリジナルなんだろ?黄色いのがオリジナルだと思ってたんだけどガーヴィッツ兄弟オフィシャルサイト見るとグレーのが載ってるんだよ。英国盤と米盤?ドイツ盤?ん~、時間無くて調べてないからなぁ…ちょっと悔しいけど聴いてたら面白くなっちゃったので書いてしまった。どっちでも良いけど見開きダブルジャケでで見たいアルバム。もちろん中身も。結局セカンドアルバムと最後の作品と三枚で終わってしまうんだけど、幾つか編集盤みたいなのは出てる。
まぁ、騙されたと思って聴いてみると分かるけど、実に英国な音だよ。そしてメジャーなロック本には出てこないし、マイナーなバンドを集めている本にも出てこないか、出てきても妙に扱いが軽い不思議なバンド。境目のところってのがガーヴィッツ兄弟作品の面白い辺り。
- 関連記事
-
- Baker Gurvitz Army - Elysian Encounter
- Parrish and Gurvitz - Parrish and Gurvitz
- Three Man Army - A Third Of A Lifetime