Powerwolf - Blood of the Saints

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Powerwolf - Blood of the Saints (2011)
Blood of the Saints

 定額サービスの音楽配信っていくつかの種類があるがやっぱりそれぞれ特徴があるんだろうか?調べたことないな。どっかはメタルが強いとかブルースが強いとか古いのがたくさんあるとか…、普通に今どきのがたくさんあるなんて売りにもならないじゃない?差をつけるならそういうニッチさだと思うのだが、まだまだコンテンツの豊富さで差をつけるしかないのか、それとも複合サービスで展開するか、それだとアマゾン圧倒的にお得だけど、実際そうでもなくてSpotifyが一人頭抜けて走ってる感あるもんな。自分がそこに参加することって今の時点ではあまり考えてない。ただ、中身が面白かったり価値あるなら入るかな。とは言ってもこんだけライブラリ持ってる時点でそういうサービスが必要なのか、って話だが。

 ドイツ&ルーマニアの混成軍による吸血鬼と狼伝説で展開してはや15年以上のバンド、Powerwolfの2011年作品「Blood of the Saints」。ここでもやっぱりきっちりと物語路線を睨んでキャラ設定しての作品とバンド作りを売りにして、それが見事に貫かれているという素晴らしさ。更にキャッチーな楽曲が広く受け入れられてしっかりとステータスを築き上げてるところが見事に音楽商売を把握している。こういうプロによる売り方が主流になってきてるのは事実だし、そうじゃなきゃ簡単には売れないってのは当たり前。既にこの産業は成熟しきってるが故、どうやって差別化して長寿命化していくか、みたいな所だろう。まずそういうスタンスにあるバンドながらも当然ながら激しくメロディックでパワフルでキャッチーなサウンドを作り上げてるんで実に聴きやすい、というか自分はこういうの好みなんだよ。サバトンやバトル・ビーストみたいな同じ傾向のサウンドや歌声、パワフル感とかね、でしょ?アホさ加減もなんか似てるし、こういうバンド好きなんだよ。

 この「Blood of the Saints」というアルバムで結構一皮剥けた感あったらしくバンドにとってのターニングポイントになってるようだ。そう言われるだけあってオープニングの期待感からキャッチーに騒げる楽曲がひたすら立ち並ぶ。しかも単語が超単純なので世界中で叫べるというワールドワイドな狙いもしっかりしてて実に愛らしい。更にコープスペイントによる役者ぶりもユニークでキワモノながらも路線はしっかりど真ん中メロディアスポップ路線。多分どのアルバム聴いても同じ路線だろうからどこからどう入っても良いんじゃないかな。ライブからにしようかと思ったがまずは評判の良いコイツから楽しめた。


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フレ
Posted byフレ

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