Dolores O'Riordan - No Baggage

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Dolores O'Riordan - No Baggage (2009)
No Baggage

 ここで挙げられるバンドや歌手以外にも色々と候補になるアルバムがあって、そういうのも聴いたりするんだけど、やっぱり好みじゃないなぁとか、面白味がないなぁなんてのは聴いてても書けてない。そのまま書けば良いのだろうけど、好きじゃないのに書くのも気が乗らない、っつうか何でそんなこと書かなきゃいけないんだ?ってのもあるから割と無かったことにすることも多い。敢えてそれでも書いてるのもあるんで全部が全部じゃないんだが、何となくそこまでして聴いてもしょうがないし…やっぱり聞く以上は面白いトコロを見つけたいし楽しみたいワケで、無理してそれを探すのはもっと後だったり他の人にやってもらえれば良いかと。だからまぁ、ここは自分の忘備録的要素が強いのと良けりゃそのヘンで思い出してくれれば、とかそんなノリになってきてる。ただ、それでも自分で思い出したり新しいのに出会えたりするのは面白いからね。

 Dolores O'Riordanの2009年リリースのソロ名義二枚目の作品「No Baggage」。ご存知The Cranberriesのフロントボーカル女史として名高いドロレス・オリオーダンですね。残念ながら2018年1月に他界してしまったのはつい最近の話でまだまだ生々しい訃報として記憶に残っている。その時からまたじっくりクランベリーズの時代のから全部聴き直したいな、って思ってたんだけどなかなかそれも出来てなかった。ココに来てようやくソロアルバムに着手してて、このアルバムだ。今回が初トライだったんで良い機会…と思ったらさ、これがまた無茶苦茶良いアルバムで、もっと早く聴いておきたかった、って思った作品。好きなんだろうね、こういうケルティックエッセンスありながらもポップでキャッチーでちょいとロック的なサウンドながらも優しく歌ってくれている、ってのが。The Corrsなんかもそうだけどこういうの聴きやすいしスッと耳に入ってくる。多分それはもう多くの人がそう思うポップさだから当然なんだろうが、ここのトコロそういうの聴いてなかったから余計にすんなり聞こえてきてね。

 何と言うのか、随分贅沢と言うか豊かな、ゴージャスな、余裕のあるゆとりのある作品という感触で、だからこその愛のあふれる作品に仕上がっているというのか、なかなか出会うことの少ないこの雰囲気が堪らなく愛おしい。どうやったらこういうのが出来上がるのかって不思議に思うんだが、そこが見事。アルバムを何度も聴きたいって思わせる作品だもん。捨て曲なしの充実したアルバムで満足度が高い作品。素晴らしい。




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フレ
Posted byフレ

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