Helloween - Pink Bubbles Go Ape

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Helloween - Pink Bubbles Go Ape (1991)
Pink Bubbles Go Ape

 巷ではチョコチョコとAIで出来ることや可能性って話が出て来る。夢があって面白そうだな、という反面仕事が無くなるとか人間が要らなくなるとかともすれば経済が変わってしまう、主義が変わってしまうみたいなトコロまで予言する人達もいてなかなか面白い。更に面白いのは感性や本能的なものはAI化出来ないけどロジカルなものは確実に出来るので一生懸命勉強して定型的なものを作り上げた仕事ほど不要になるという皮肉なお話。そのAIロジックを作るというところに回らなけりゃ不要になるんだもんね。んで、そのパラメータの要素をどんだけ組み込めるからそれぞれの差別点にしかならない…、どれくらい先にこれが来るんだろ?早く見てみたい世界ですね。

 Helloweenの1991年、モメにモメた後の、更に衝撃的な作品群の後にリリースされた期待されまくって外したアルバム「Pink Bubbles Go Ape」。この頃はもうこの手の音を追い求めてなかったからリアルタイムでは脇道を流れるアルバムでしかなかったんだけど、このジャケットは覚えてるわ。なんだこりゃ?ってくらいダサくて意味がわからなくてバンドも前まで聞いてたのと全然違うし、どんなバンドなんだろ?って程度には知らなかった。その後色々と漁ったりしてると結構Helloweenって出てくるんだけどそれってもうあの頃のアルバムの金字塔感が強くて、オリジネイターな意味での存在感だったりする方が強いのかアルバムとして語られるのは何枚もないという不思議。そんなことでこの流れで改めて聞いてみたこの「Pink Bubbles Go Ape」。想い入れがない分、素直に良質な作品として聴けたんで作品の方向性の違いに云々ってのはあまり影響しなかった。確かに良質なポップ傾向の強いアルバム、とは言え、この頃のメタル勢からしたらそんなキャッチーさに寄ってもいないとは思うんだが、それは多分ドイツというお国柄の影響かもしれない。

 マイケル・キスクって凄い歌唱力だなとつくづく思うのは確か。こんだけの器量で歌ってたらそりゃカリスマ化するわな、ってのもね、納得です。前作よりも派手にメロディックな作品ではないと言われつつも自分からすれば何曲もそういうの入ってるし、ギターにしてもそういうのあるから酷評される程じゃないんだろうなとは思う。まだね、よく理解できてないんです、このバンド(笑)。ドイツだしキライな部類じゃないからある程度入れるとは思うんだが、そこにイケてないってのは相性かなぁ…、なんてのはあるが、多分真剣に聴けてないだけだろう。事あるごとに頑張ろう、まだまだ人生は長い。

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フレ
Posted byフレ

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