Scorpions - World Wide Live

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Scorpions - World Wide Live (1985)
World Wide Live

 80年代の音楽シーンをようやく見直す時期に来たか?なんて大層なことを思ったんだけど、今更…、いや、70年代ばかりをひたすら追いかけてて、80年代以降なんて薄っぺらいから後で追いかけても大丈夫だなんて思っててさ、その時々でそれなりの情報量があればシーンも分かるし、外さなきゃ平気かって考えてたんです。実際そうだったんだけど、それでもやっぱり時間が経過してから聴くのは全然異なった印象を持つもので、そんな事昔は思わなかったから想像もしなかった。それが今そういうのばかりに出会えてて、なるほどねぇ…と唸るワケだ。今更でもなんだが、毎回そういうモンで、常に新たな取組で聴くってのは楽しみで良いんだ。

 Scorpionsの1985年リリースのライブアルバム「World Wide Live」。当時は普通に売れてたからそういうバンドだと思ってたけど、70年代初頭からドイツで地道に活動してて、それなりにシーンの異端児として知られててギタリスト的にもウリ・ロートやマイケル・シェンカーと名だたるメンツが出入りしてて、更にクラウス・マイネの独特の歌の上手さと鼻にかかった声質、マティアス・ヤプスになってからのフラッシーなプレイ、そこにルドルフ・シェンカーの切れ味抜群のギターリフというカッコよさ、それがドイツのバンドとかを意識することなく普通にシーンにいた。知れば知るほどに不思議なバンドで、ドイツのバンドでこんだけ世界進出して成功してったのってそうそうないだろ?って事に気づいていくるのだ。バンドのメンバーも当然そう思っていたようで、記念品さながらのワールドツアーの模様を記録してレコード化してくれた。それがこのライブアルバムで今やDVDも付いてのリリースもあるようだが、当時はアルバム二枚組で結構大変だよな、ってな感じだった。辛かったもん。

 ところが今聴けばなんて格好良い白熱のライブが詰め込まれているアルバムってことは即分かる。いやはや売れてた時代ってのはホント全盛期で絶頂期なんだな。勢いもテンションも演奏も余裕も全然違う。正にワールドワイドなバンドになってて当然ながら演奏は上手いし、どの曲もカッコよく仕上げているし、何ら文句の出るトコロがない。アメリカの同世代のバンドよりも硬質で徹底している部分はさすがドイツらしいし、その一致団結感も見事。やっぱり歌が上手いってのは強いなぁ…、聴いてて惚れ惚れするもん。そんな見事なライブアルバム。




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フレ
Posted byフレ

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