Tobruk - Wild on the Run
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Tobruk - Wild on the Run (1985)

ここのところ80年代初頭のメロハー的バンドに偏っているんだけど、アレコレ調べてるとこのヘンってNWOBHMのポップサイドという側面とも言われているようで、なるほどそういう言い方もあるのかと妙に納得してしまった次第。NWOBHMってのはアングラ臭漂うゴリゴリのエッジの立った歪んだギターでのメタルというイメージで、どっちかっつうと悪魔的なモノを想像するんだけど、その半面そこから出てきた連中がメロハー的バンドをやるって姿も多く見受けられてて、それはそれでNWOBHMな位置付けでの登場とされているみたい。アメリカではLAメタルがシーンに躍り出ていたワケだからその対比としては分かりやすいのかもな。後から色々と分析されると様々な部分で合点がいくものだ。
Tobrukというこれもまた英国のバンドの1985年リリース作品「Wild on the Run」だが、上述したNWOBHMのハードでエッジの立った部分とメロハー的な要素の両方を詰め込んだ見事なバランスが取れているバンドだ。その多くの要素はボーカルのスネイクなる人物の個性豊かな歌声に尽きるだろう。メロディアスに歌うくせに声自体はダミ声的と言うか、アクセプトのウド的なスタイルに近いかな。バックの演奏陣も普通にこの時代のメタル的にプレイしているし、鍵盤がやや軽い感じを出しているもののしっかりと時代に即したハードロックの領域にいる。ところがメロディがしっかりしすぎていてメロハー的に聞こえてくるという面白さ、通り一遍のバンドの軽さからは離れているので同一視もできない面白さを持っている。
冒頭の曲からしてキャッチー。売れても良いだろってくらいには親しみやすいメロディだけど、この手のは他にもいくらでもあったからなぁと言われればそれまでか。随分とパワフルに歌われているし、コーラスワークもしっかりしててギターもお手の物、そんな曲が全編で繰り広げられる。アレンジも割と凝ってるし、聴いてるとどこかQuiet Riot的な部分もあるか…、だから誰がシーンに出てきてもおかしくなかったんだろう。そのレベルにあるバンドの作品なので、ちょいとマニアックに聴いてみるならオススメなアルバム。

ここのところ80年代初頭のメロハー的バンドに偏っているんだけど、アレコレ調べてるとこのヘンってNWOBHMのポップサイドという側面とも言われているようで、なるほどそういう言い方もあるのかと妙に納得してしまった次第。NWOBHMってのはアングラ臭漂うゴリゴリのエッジの立った歪んだギターでのメタルというイメージで、どっちかっつうと悪魔的なモノを想像するんだけど、その半面そこから出てきた連中がメロハー的バンドをやるって姿も多く見受けられてて、それはそれでNWOBHMな位置付けでの登場とされているみたい。アメリカではLAメタルがシーンに躍り出ていたワケだからその対比としては分かりやすいのかもな。後から色々と分析されると様々な部分で合点がいくものだ。
Tobrukというこれもまた英国のバンドの1985年リリース作品「Wild on the Run」だが、上述したNWOBHMのハードでエッジの立った部分とメロハー的な要素の両方を詰め込んだ見事なバランスが取れているバンドだ。その多くの要素はボーカルのスネイクなる人物の個性豊かな歌声に尽きるだろう。メロディアスに歌うくせに声自体はダミ声的と言うか、アクセプトのウド的なスタイルに近いかな。バックの演奏陣も普通にこの時代のメタル的にプレイしているし、鍵盤がやや軽い感じを出しているもののしっかりと時代に即したハードロックの領域にいる。ところがメロディがしっかりしすぎていてメロハー的に聞こえてくるという面白さ、通り一遍のバンドの軽さからは離れているので同一視もできない面白さを持っている。
冒頭の曲からしてキャッチー。売れても良いだろってくらいには親しみやすいメロディだけど、この手のは他にもいくらでもあったからなぁと言われればそれまでか。随分とパワフルに歌われているし、コーラスワークもしっかりしててギターもお手の物、そんな曲が全編で繰り広げられる。アレンジも割と凝ってるし、聴いてるとどこかQuiet Riot的な部分もあるか…、だから誰がシーンに出てきてもおかしくなかったんだろう。そのレベルにあるバンドの作品なので、ちょいとマニアックに聴いてみるならオススメなアルバム。
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