Shy - Brave The Storm

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Shy - Brave The Storm (1985)
ブレイヴ・ザ・ストーム

 Huluに入ってから割とアチコチで海外ドラマや映画を見たりしている。普通のケーブルテレビとかと違ってオンデマンド配信だから好きな時に好きなの見れてトイレ行きたくなったらそこで止めてまた続きを見るってのも出来るのがいわゆる番組時刻通りに流されていくテレビ方式との違いだ。それに加えてちょいと戻って見直したりテーマ曲を飛ばしておくとかも容易なのでその意味で時間短縮なんかも出来ているか。難点はHuluって名の通り古いのばかりが中心においてあるんでどこかレトロチックに感じてしまうトコロだが、それhそれとしてコンテンツを楽しむってことに集中する。そりゃ一本ずつのDVDやボックセットなんて売れないだろ、って思うよ。こうして見てれば良いもんな。

 Shyという英国のバンドの1985年リリースのセカンド・アルバム、と言うかメジャー移籍第一弾となったアルバム「Brave The Storm」。80年代のメロハー創成期での作品だけど、これがまた随分とAORチックに仕上がっていて、それもパワーロック的要素の強いメロハーバンド、いわばジャーニー的と言うものだろうか、大成しそうな雰囲気あったけど鳴かず飛ばずで衰退していった残念なバンド。このクォリティだったらシーンにしっかりと斬り込めていっただろうに、とも思う。実際自分でもこの頃この手のロックってアレコレ聴いてたりしたけどバンド名すら聴いたことなかったくらいだから、やっぱりまったく話題にはなってなかったんだろう。

 それにしてもこんだけキラキラしたサウンドと軽快なギタープレイ、そしてパワフルで情感的なトニー・ミルズのボーカルスタイルがバンドをグイグイと引っ張っていく姿は結構良い感じあるけどな。曲だって有りがちでそれなりだけど、良質なポップ性高いハードロックに仕上がっているし…、ってここまで書いてて思ったが、この手のバンドの差別化って何処なんだ?って。ボーカルスタイルは大きいだろうけど曲そのものってのはもう皆メロディアスなんだから、やっぱりどこまで心に残るメロディかって話?多分それよりも宣伝性なんだろうな…と思ったりした。あ、あとはギターの個性。Shyでのギタープレイはゲイリー・ムーアになれるんじゃないか、ってくらいには演歌的なんで楽しめる。うん、良いバンドで良いアルバム、しっかり差別化出来ててアルバムで楽しませてくれる作品。





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フレ
Posted byフレ

Comments 1

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遺作も…

いつも見てますが初コメントです。
ギターのスティーブハリスはもう亡くなってるんですが、
遺作となった2011年のセルフタイトル作も素晴らしい出来です。
有名ではありませんが惜しい人を亡くしました…

2018/03/27 (Tue) 08:26 | EDIT | REPLY |   

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