Michael Schenker Fest - Resurrection

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Michael Schenker Fest - Resurrection (2018)
RESURRECTION

 ワクワクするアルバムってのは自分がものすごく好きなバンドだったりアーティストだったりする場合と、やっぱり何かと話題が豊富であればワクワクするもんだ。好きで待ち遠しいってのは簡単に言えばアイドル待ちみたいなモンだけど、話題豊富ってのは誰かが参加しているとかセッションみたいになってるとか、あまり想像しなかった組み合わせが実現しているというような事が多いんじゃないかな。大抵は期待していたほどじゃない、って事を言われる事ばかりなのだが、それでもやっぱりワクワクしちゃう。だからゲスト参加とかで話題作るんだよね。楽曲提供なんてのもそうだし、何でも売れりゃ良いからさ(笑)。

 Michael Schenker Festの最初のアルバム「Resurrection」がついに解禁された。ちょいと前からこのメンツでの来日公演があって、そりゃまたカネ掛かる事考えたモンだなんて斜に構えてて、ライブのDVD見てたらやっぱりキツいなぁ〜ってのもあってさ、そりゃワクワクしたし懐かしき思い入れもあったからかなり甘く見てたけど、それでもやっぱり現役のボーカリストの姿じゃないだろ、ってのは誰でも思うしね。それでも評判良かったんだろう、そりゃそうだ、こんだけ揃ってるんだから…、ってことでアルバムリリースです。ワクワクはするけど冷静に考えればいつものマイケル・シェンカー…近年のマイケルは自分の持ちパターンでいくらでも曲作りますって感じで何でも生産してくれるから、突出した練られた作品なんてのを作るよりも話題で売る、に走ってる部分ある。それはもういつものクォリティだろうし、ギターソロも同じようにどう弾いてもマイケル節で納得感出ちゃうから問題無いんだよ。だから話題の方が重要になってくるし、その話題を最大限活用してのアルバムってことで楽しみにしていた。

 冒頭から勢い良い曲で、カーク・ハメット参加のソロも入ってきてマイケルと共演、確かにトップに持ってくるチューンだよなぁ、って納得した。言うならばこの作風がこのアルバム全般を語っている。後は誰が歌っているかをクレジット見ないで楽しみに聴いていくってトコロかな。さすがにスタジオ盤だから色々と加工してあってライブほどの酷さは露呈していないから全員似た傾向の音に仕上がってる。やっさんの歌はやっぱり個性的だなぁ…、バーデンはやっぱりいちばん似合ってる。ロビンは上手いなぁ…って、ドゥギーと似ている傾向だから質感の違いくらいにしか感じない。それでもやっぱりドゥギーの現役感が一番表れているのは当たり前か。そしてこんだけボーカリストがいて12曲しかなくって、2枚組くらいにしてみんなに歌わせた方が良いのにと思う中、さすがはマイケル、インストを一曲入れてくるあたりが自分のギターがあってのボーカルなんだ、って感じで良い。いい加減昔のインストばかりは飽きてきたか?ちょいとメロディっつうかテーマが弱い感じはあるけど、構成的にもあり方としても以前と同じではあるんで発展していったら楽しめるかな。

 4人のボーカルが全員で歌を回していくのも2曲ばかりあって、個性が出るのもあるけど、それ以上に散漫な印象になってしまっているかな。しかしどいつもこいつもジジイばかりで見てても楽しくないわな。そんでもこんだけ話題になってそれなりに売れるんだからそういう世代のミュージシャンなんだろう。悪くないね。夢を見させてくれるマイケルに感謝♪







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フレ
Posted byフレ

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