Jaco Pastorius - The Birthday Concert

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Jaco Pastorius - The Birthday Concert
バースデイ・コンサート<FUSION 1000>

 PC出力によるデジタルアンプとかそのヘンの話をちょこちょこと訊かれることがある。もちろん元々がオーディオ好きではあるんで多少は調べたり試したりもしていたんで何となくは分かるんだけど、そういう聴き方をするライフスタイルでもないんで、あんまり真面目に追求しなくてもいいか、って程度で止まってる。それでも結局は何でもそうだけど最初に出てきた時に黎明期とそこから進化はするけど、基本あんまり変わらないので初期の知識が未だに生きるという始末。もちろんそんなにイージーな話はないのは分かってるけど、どんだけおもちゃ的に遊ぶかな、ってトコか。今じゃ皆ヘッドフォンなりイヤフォンなりで聴く方が多くなってるんじゃないかな。スピーカーでガツンって音出すってなかなかないもん。

 Jaco Pastoriusの発掘ライブ作品「The Birthday Concert」。1981年12月1日、ジャコの30歳の誕生日にフロリダで開かれたライブを記録した一枚が1995年にリリースされたもの。全盛期のジャコ・パストリアスに加えてマイケル・ブルッカーも参加しているというライブでこれはスリリングなライブが聞けそうだ、ってのは想像に難くない。冒頭の紹介からいいね、ゾクゾクする感じで開始して軽快にメンバーがソロを取って自己紹介的にスタート、ここでも既にご両人はきっちりと目立った決めてくれている。さすがだ。ジャコのベースはホントに心地良い。歌心のあるベースプレイってのかね、バックにもなるけどリードでもある、それでいてメロディアスに弾かれるプレイ、考えて弾いてるのかな?なんて思うけど本能的に弾いているようにしか聞こえない。ラインをなぞる、みたいなプレイには聞こえないもんなぁ…、実際どこまで出来ててどんだけその場のプレイなんだろ?ライブを聴き比べていけば分かるんだろうが、ホント不思議に思うプレイ。

 ビッグバンドなくせにベーシストが引っ張ってるってのも面白いし、こんだけのメンツを参加させてるリーダーともなれば準備も大変だろうに、その中でもブリブリとプレイしてて相変わらず。全ての音に余裕と自信が感じられる美しきプレイ。既にフュージョンという枠組みは超えていて、ジャズともロックとも言えない世界へと突入している時期の実に充実したライブ。ついついジャコを 聴く時はライブ盤を聴いてしまうんだよね。やっぱりとってもエモーショナルで染み入るからなんだが。






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フレ
Posted byフレ

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