Renia - First Offenders

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Renia - First Offenders (1973)
First Offenders

 ネットを色々と見ていて面白そうだな、と思って探してみると大抵はその場で聴けたりするものだ。それじゃCDとか売れないだろう(笑)。かと言ってダウンロード販売は、ってなるんだけど今じゃSpotifyみたいに月額いくらで何でもあります、なのが主流になってて、そういうのに入ってる人も多いだろう。ただ、自分の場合は何一つその手のには入っていない。理由は単純で、そこには聞きたいモノが揃ってないからだ。こんな趣味してると、一般的なトコロに参加する意味ないんだもんね。だから常に自力での発掘…ってか聴くのもそうだけどさ。だからB級の楽しみってのは今でもしかkりと残っているのは残ってる。ただ、そこに導かれる要素が無茶苦茶狭くなってるんだろうと思うくらい。

 Reniaって英国のバンドの1973年作「First Offenders」。キャッチーでポップだけどハードロック路線ってトコなんだが、やっぱりちょいと軽やかにメロディアスで軽快なのが不思議。時代的にはグラム感あったりレイドバックあったりした時に何でこんな中途半端なレベルでのサウンド?って思うが、それこそが英国ごった煮時代のロックのあり方。コーラスワークもしっかりしてるし多分音楽センスは相当に高かったんじゃないだろうか。ツボを得た曲が多く、プロモーション次第ではもうちょっときちんと売れたんじゃないかと思うくらいのレベルにはある。下手したらMott The Hoople並には…って気がするようなサウンド。かなり楽しい感じなんで好みですね。ちょいと冗談的なサウンドのあり方もお遊び心満載でよろしい。

 こういうバンドがもし後数枚アルバムをリリースしていったら、完全にハードロックになったんじゃないか?って想像しちゃうんだけど、そういう素養を持ってるもんね。ギターもしっかり歪んでてソロも聞かせてくれるけど、ここではちょいと地味にプレイしている、とかさ。ドラムがおとなしいかな。この頃特有のどこにも属さず、どっちにも進んで行くこと無く、果たしてどっち?みたいな中途半端さがいいね。愛すべきB級ロック。

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