Atomic Rooster - Headline News
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Atomic Rooster - Headline News (1982)

70年代に活躍していたバンドのアルバムをことごとく書いているので流石に当時のオリジナルアルバム系でまだ書いてないものもそれほど多くは残ってないのかもしれない。発掘モノはまだまだありそうだけど、情報整理が出来ていないのでよくわからん状況にもなってて、ここはもうバンド単位で整理するしかないな。それと、70年代を抜けてからの作品やもしかしたら70年代後期の作品なんてのも割と無頓着だから聴けてないかな…。更に90年代とか再結成とかライブとか…、最近ではバンド単位の何とかボックス的に全ての音源をまとめてボンッて売ってるくらいだから質が悪い。聞くだけ、で考えればラクだけどさ、そりゃもう50年も経過しようという音楽なんだからクラシック的に叩き売りしていくようなモンになるのもしょうがないんだろうけどさ。版権が切れたら何でも有り、的な側面も出てくるんだろうか。
1982年にリリースされたAtomic Roosterの7枚目の作品「Headline News」。Atomic Roosterってこんなバンドだっけ?ってくらいには何者か分からなくなる音が詰め込まれています。それでもギターにはあのデイブ・ギルモアが結構貢献していて一発で彼のギターと分かるプレイをそこかしこで決めてくれていて、なるほど、こんなところで聴けるとは、的には楽しめます。一方ではギランにいたバーニー・トーメも参加していて、これがまたギャラギャラと鳴ってるのも面白く、そもそもAtomic Rooster自体がヴィンセント・クレインとポール・ハモンドしかいないワケで、バンドとしての体を為していない中で制作リリースしているんだから凄い。鍵盤的要素が強いわけでもなく、音楽的にこれぞアトミック・ルースターってんでもなく、果たして何がしたかったのか、を考えると契約消化なんだろうか?とも疑うけど、そこまでの契約をするレーベルもなかっただろうになぁ…とか穿ってしまう。
純粋に背景なしてこのアルバムを聴くと、ニューロマンティック系、ニューウェイブ系な雰囲気が漂っていて、そこにギルモアのギターです。バーニー・トーメのギターです。「?」ですね。70年代の英国ロック系統の特にごった煮あたりから出てきたバンドでニューウェイブ系統に進んでいったバンドってのはほぼ皆無なので、このアプローチはかなり珍しい部類に入るでしょうな。案外悪くないとも言えるけど、もう既にこの頃にはその筆頭格バンドなんかも居たわけだから、それを思うとこのアルバムではやっぱり何処に向かいたかったんだろうか、ってのが分からん。良い音楽、ってんでもないし、難しいですな。そういうのがジャケットにも出ているのか、このワケの分からんアートワーク…。でも、Atomic Roosterの歴史にはきちんと加わる一枚で、異色作として楽しめるのは確かです。

70年代に活躍していたバンドのアルバムをことごとく書いているので流石に当時のオリジナルアルバム系でまだ書いてないものもそれほど多くは残ってないのかもしれない。発掘モノはまだまだありそうだけど、情報整理が出来ていないのでよくわからん状況にもなってて、ここはもうバンド単位で整理するしかないな。それと、70年代を抜けてからの作品やもしかしたら70年代後期の作品なんてのも割と無頓着だから聴けてないかな…。更に90年代とか再結成とかライブとか…、最近ではバンド単位の何とかボックス的に全ての音源をまとめてボンッて売ってるくらいだから質が悪い。聞くだけ、で考えればラクだけどさ、そりゃもう50年も経過しようという音楽なんだからクラシック的に叩き売りしていくようなモンになるのもしょうがないんだろうけどさ。版権が切れたら何でも有り、的な側面も出てくるんだろうか。
1982年にリリースされたAtomic Roosterの7枚目の作品「Headline News」。Atomic Roosterってこんなバンドだっけ?ってくらいには何者か分からなくなる音が詰め込まれています。それでもギターにはあのデイブ・ギルモアが結構貢献していて一発で彼のギターと分かるプレイをそこかしこで決めてくれていて、なるほど、こんなところで聴けるとは、的には楽しめます。一方ではギランにいたバーニー・トーメも参加していて、これがまたギャラギャラと鳴ってるのも面白く、そもそもAtomic Rooster自体がヴィンセント・クレインとポール・ハモンドしかいないワケで、バンドとしての体を為していない中で制作リリースしているんだから凄い。鍵盤的要素が強いわけでもなく、音楽的にこれぞアトミック・ルースターってんでもなく、果たして何がしたかったのか、を考えると契約消化なんだろうか?とも疑うけど、そこまでの契約をするレーベルもなかっただろうになぁ…とか穿ってしまう。
純粋に背景なしてこのアルバムを聴くと、ニューロマンティック系、ニューウェイブ系な雰囲気が漂っていて、そこにギルモアのギターです。バーニー・トーメのギターです。「?」ですね。70年代の英国ロック系統の特にごった煮あたりから出てきたバンドでニューウェイブ系統に進んでいったバンドってのはほぼ皆無なので、このアプローチはかなり珍しい部類に入るでしょうな。案外悪くないとも言えるけど、もう既にこの頃にはその筆頭格バンドなんかも居たわけだから、それを思うとこのアルバムではやっぱり何処に向かいたかったんだろうか、ってのが分からん。良い音楽、ってんでもないし、難しいですな。そういうのがジャケットにも出ているのか、このワケの分からんアートワーク…。でも、Atomic Roosterの歴史にはきちんと加わる一枚で、異色作として楽しめるのは確かです。
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