Robert Plant - Fate of Nations

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Robert Plant - Fate of Nations (1993)
Fate of Nations

 iPhoneやらiMacやらPC中心の時代になってからカレンダーというのが見にくくなった。…と言うのも休日に赤印が付いているっていう当たり前だったヴィジュアルがほとんど見当たらなくなったからだろうと。デジタル時代で何故にそれが出来ないのか、そもそもがアメリカ文化からの流用だからだろうか、休日が赤くないのだ。なので3連休だからってのもビジュアル的に分からなくて今回もすっかりと失念していた次第。なんだ、3連休だったのか、っていうのは始まった時に知ったくらいで、何とかならんのかね、毎日iPhoneやiMacでのカレンダーって見るんだけど、視覚的に見えてないと意識しないものでね。そんなワケで何するか?って考えるものの日々の疲れを癒やすのが最優先かつ聴きまくるか、ってのも気負ってる。問題は何を聴くか、だ。

 1993年リリースの御大Robert Plantソロアルバム6枚目「Fate of Nations」。あんまりプラントのソロ活動ってのは追いかけてなかったからこの頃どういう思想だったのかとかよく知らないんだが、一通りソロ活動に邁進して集大成と言うか、ある程度やり切れたってのがあったアルバムだったようだし、だからこそこのあとのPage & Plantへも進めたのだろうから、かなり満足の行く出来栄えだったと思う。それで聴いているんだけど、そもそもがこのアルバムの「Come Into My Life」にリチャード・トンプソンが参加しているってのがあったからチョイスしててですね、それがまたバックコーラスにはモイア・ブレナンっつうClannadの女性ボーカルがいるワケで、なかなかアイリッシュ風味のある曲なんです。それがまたリチャード・トンプソンが冒頭から一発で分るギターを聴かせてくれてて、モイア・ブレナンの方はちょいと影に隠れた、というか風のようなコーラスで目立たないのが少々残念。しかしリチャード・トンプソンの個性はホント素晴らしい。このアルバムのギタリストって著名な方々も入ってて結構充実しているんだけど、当然ながらそれらをも超えた存在感がさすが。

 アルバム全体としてもかなり充実した作風になっているのは確か。でも、どういう方向性がロバート・プラントの音楽性なんだろ?ってのはイマイチよく分からない。もしこのままだとしたら随分と自分の好み方向性とは異なってるなぁと思う。何がダメって、このギターの音色の大部分が苦手。ほとんどの曲でのギターの音色がどこか白々しい音でギターらしいサウンドしてないんだもん。ポップスではよく聴かれる音作りなので、それもあるかもしれないが、苦手だな。だから作品的にはマズマズだという印象はあるものの自分的にはダメなアルバム。でも、結構シングルカットされたのとか良質な曲ってのも入ってて売れたんじゃないかな。


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フレ
Posted byフレ

Comments 2

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akakad  

これは20世紀のプラントソロの最高傑作だと思います
ふわっとした美しい浮遊感に肩の力の抜けた自然体のボーカルがたまりません

2018/02/12 (Mon) 10:47 | EDIT | REPLY |   
フレ
フレ  
>akakadさん

評価高いですよね、これ、ってかこのあたり。
やり尽くした感あるんでしょうね。

2018/02/12 (Mon) 23:17 | EDIT | REPLY |   

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