Michael Chapman - Fully Qualified Survivor
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Michael Chapman - Fully Qualified Survivor (1970)

自分の音楽の好みなんて説明しきれない。好きなバンドを並べる事はできるし嫌いなバンドを並べることも出来るけど、その差は何だって言われても実に難しい。そりゃ好き嫌いってのは何だってそういうもんだろう。説明するものでもないし、ある日突然嫌いなものが好きになることもあるだろうし、逆もあるワケだし、だから今ダメでもそのうち平気になるなんてことも普通にあるワケで、聴くタイミングだけの問題だろうと。そこまでして聴く必要があるかと言うと、ほとんどそんなことはない。ただ、ロックの名盤って皆が言うようなものは多分どこかに万人に受ける要素があって、それは良いと思われる事が多いんで自分の感性を測るには良いかもしれない。ただ、自分で好きなものをひたすら聴いて突き詰めていけばそれで楽しめると思うしね。もっともリアルな生活の中で誰かとそういう会話をする、という面においては極端に機会がなくなるとは思うけど、そんなんどうでも好きなことに邁進する、で良いんじゃねぇの、と勝手に締めくくる(笑)。
Michael Chapmanってシンガー、知らないよなぁ…、いや自分も知らなかったし、何だろ、誰だろ、って見てたんだけどどこにも出てこないしさ、そのくせやたらとレコードでもCDでもレア盤で高値が付けられてて、そもそもそういう価値があるのか?ってのも思うけどさ、英国出身のシンガーで1970年リリースの2枚目のアルバム「Fully Qualified Survivor」なんてのがあったから聴いてみた。あったから、ってのは自分チじゃなくてYouTubeにね。それがですな、実に良いんです。いや、良いって、こんなの良いんかい?って言われるとは思うのだが、ミック・ロンソンのギターが良いんです。自分的に彼のギターはなかなか身近に感じるセンスで、結構好きなんだけど、それがこのアルバムでもアチコチで聴けて、さすがミック・ロンソン!って感じのプレイでしてね、良いんです。まるで曲に合わないくせに堂々と弾いてくれるとか、かと思えば随分繊細に弾いていたりとか、マイケル・チャップマンとの関係はわからないんだけど、ボウイとの仕事の直前くらいなんじゃないかな、だからまだ無名の頃のミック・ロンソンなワケ。最初にそこに耳が向いちゃうのは自分のキャリアのせいだろう。
んで、作品としてのこのアルバムはと言えば、かなりアーシーなムードで始まり、いわゆるフォークだけどアシッド臭の漂う作品で、結構クラクラするのもあって気持ち良い。ホント気持ち良いってか、ひとつの世界を打ち出してるよね。B級感たっぷりなのにメジャー級と張り合えるセンスの良さ、ってのかな。ロイ・ハーパーやティラノザウルス・レックス的な感覚が大きくて、楽しめる。うん、自分的にはこういうのが良いわ。普通に聴けるポップ的なものよりもこういう尖ったのが好きだもん。もっと前に発掘されていてほしかったアルバム。最初期のハーベストはこういうユニークなのをいっぱい発掘していたんだろうなぁ…。

自分の音楽の好みなんて説明しきれない。好きなバンドを並べる事はできるし嫌いなバンドを並べることも出来るけど、その差は何だって言われても実に難しい。そりゃ好き嫌いってのは何だってそういうもんだろう。説明するものでもないし、ある日突然嫌いなものが好きになることもあるだろうし、逆もあるワケだし、だから今ダメでもそのうち平気になるなんてことも普通にあるワケで、聴くタイミングだけの問題だろうと。そこまでして聴く必要があるかと言うと、ほとんどそんなことはない。ただ、ロックの名盤って皆が言うようなものは多分どこかに万人に受ける要素があって、それは良いと思われる事が多いんで自分の感性を測るには良いかもしれない。ただ、自分で好きなものをひたすら聴いて突き詰めていけばそれで楽しめると思うしね。もっともリアルな生活の中で誰かとそういう会話をする、という面においては極端に機会がなくなるとは思うけど、そんなんどうでも好きなことに邁進する、で良いんじゃねぇの、と勝手に締めくくる(笑)。
Michael Chapmanってシンガー、知らないよなぁ…、いや自分も知らなかったし、何だろ、誰だろ、って見てたんだけどどこにも出てこないしさ、そのくせやたらとレコードでもCDでもレア盤で高値が付けられてて、そもそもそういう価値があるのか?ってのも思うけどさ、英国出身のシンガーで1970年リリースの2枚目のアルバム「Fully Qualified Survivor」なんてのがあったから聴いてみた。あったから、ってのは自分チじゃなくてYouTubeにね。それがですな、実に良いんです。いや、良いって、こんなの良いんかい?って言われるとは思うのだが、ミック・ロンソンのギターが良いんです。自分的に彼のギターはなかなか身近に感じるセンスで、結構好きなんだけど、それがこのアルバムでもアチコチで聴けて、さすがミック・ロンソン!って感じのプレイでしてね、良いんです。まるで曲に合わないくせに堂々と弾いてくれるとか、かと思えば随分繊細に弾いていたりとか、マイケル・チャップマンとの関係はわからないんだけど、ボウイとの仕事の直前くらいなんじゃないかな、だからまだ無名の頃のミック・ロンソンなワケ。最初にそこに耳が向いちゃうのは自分のキャリアのせいだろう。
んで、作品としてのこのアルバムはと言えば、かなりアーシーなムードで始まり、いわゆるフォークだけどアシッド臭の漂う作品で、結構クラクラするのもあって気持ち良い。ホント気持ち良いってか、ひとつの世界を打ち出してるよね。B級感たっぷりなのにメジャー級と張り合えるセンスの良さ、ってのかな。ロイ・ハーパーやティラノザウルス・レックス的な感覚が大きくて、楽しめる。うん、自分的にはこういうのが良いわ。普通に聴けるポップ的なものよりもこういう尖ったのが好きだもん。もっと前に発掘されていてほしかったアルバム。最初期のハーベストはこういうユニークなのをいっぱい発掘していたんだろうなぁ…。
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