Brinsley Schwarz - Silver Pistol

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Brinsley Schwarz - Silver Pistol (1972)
シルヴァー・ピストル

 英国のパブって数回程度しか行ったことないけど、70年代の人達はこういうトコロでギグしてたんだなぁ、と思わせるような場所ではなかったなぁ。もっと手狭でワイワイとビール飲んで見知らぬ人とも気楽に話すみたいな場所で、ちょっとした社交会場的な感じだった。ジュークボックスがあって、それこそ70年代のばっかり流してたから面白かった。大抵知ってる自分も偉いなって思ったが(笑)。それでパブロックってのとは全然リンクしなくて、そんなにバンドが入ってやれるくらいの場所あんのか?そんなに広いとこって結構田舎町なんじゃないだろうか?とか色々思ったが…。

 その代表格とも言われているBrinsley Schwarzの1972年リリースの3枚目のアルバム「Silver Pistol」。一番有名な作品なんじゃないだろうか、ってのはアチコチで昔からジャケットを見かけるからだけど、格好良い、と言うか雰囲気あるジャケットだから気にはなるし、どこか牧歌的なムードも良い。んで聴き始めると、いわゆる普通のロック?が流れてくる。自分的にはロックとも思えないんで、ビートルズ的な音楽と言うべきかもしれない。ポップスとロックの間って感じだけど、ギターはきちんと楽曲に構成されてるからロック的、なんだろう。自分的に響かないのはこういうトコロなんだろうなぁと自覚はしつつも一通り聴くんだが、そりゃこの手の好きな人は好きだろうし、名盤の域にあるのは多分そうだろうなと。決して明るくもなく湿ってるというよりも寂しいに近い感じですらある曲が多いのだが、これはニック・ロウの影響か?そういえばここでようやくイアン・ゴムが参加したアルバムらしいのだが、確かにこれまでのカントリータッチの作風からいわゆるこのあとに出てくるニューウェイブ的なギターのカチャカチャ音もあったりしてちょっと新しいサウンドが取り込まれている感はある。

 しかし自分的にはホントにこの手の音に何度も挑戦してるんだけど、今でも苦手なんだなぁと痛感。レイドバック〜パブロック、ってかパブサウンドってのがねぇ…。じゃ、聴かなきゃ良いしわざわざ書くなよ、って言葉も聞こえてくるのだが、とは言え、英国のロックと言われる中でこのブログにあまり上がってこないのを聴こうとするとそういう苦手なのしか残ってきていないというのも事実で(笑)、他にもネタはあるから良いんだが、この辺…、ダメなんだなぁ…。アルバムが悪いんじゃないです。自分のセンスの感性の違いなだけです。だからハマる人はホント、ハマれるだろうし、やっぱりポッポシーンに名を残している人が多いバンドなんだから悪くはないはず。うん。




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フレ
Posted byフレ

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