Ian Matthews - If You Saw Thro' My Eyes
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Ian Matthews - If You Saw Thro' My Eyes (1971)

70年代初頭の英国ロックではクラプトンに象徴されるようにちょいとレイドバックしたサウンドってのがブームとなった時期があって、そこからサザンカントリー風味の入ったものなんかも出てきてカラフルさが消えて多様化していったとも言えるのだが、自分的にはあまり好きな部類じゃないんだよな。レイドバックしてゆったりっていう程ゆっくりしたのを聴きたいっていう欲求が無かったのが大きな要因ではあるが、幸いにしてさほどその辺を通らずとも他に聴くものがたくさんあったから後回しってのもあったか。コリン・ブランストーンを聴いていて、あぁこういうのも良いのかもな、とふとレイドバックした音楽ってのを思い出して、それなら…ってことであったあった、と。
Ian Matthewsの1971年のソロ作「If You Saw Thro' My Eyes」。ってもほとんどFairport Conventionのリーダ違いバンドみたいなモンで、サンディ・デニーやリチャード・トンプソンはもちろん参加しているし、キース・ティペットまでゲスト参加しているというアルバムで、ホント、単純にイアン・マシューズがリーダーを取って作ったアルバムというだけのお話なのだが、それがまたVertigoレーベルからの作品だったもんだから後世になってからの人気が高くなってしまったのだな。かく言う自分もそんなトコロから知った一枚なので、まだまだイアン・マシューズがどんな人で云々の前に持ってたアルバム(笑)。昔はつまんねぇな、折角ヴァーティゴなのに、って思ってたけどさ。だから全然判ってなかった自分ってワケ。フォーク系統とかも色々と聴くようになってから再度チャレンジしてってなるほど…みたいに思っていったアルバムかな。そういう意味でヴァーティゴのブランド力は凄い。どこか面白いハズだ、って思わせる魅力があるもん。
そんなトコロでなくても普通に作品を聴いてみれば分かるんだけど、やっぱり哀愁漂う英国の雰囲気そのままを打ち出したアルバムで、一曲一曲が丁寧に作られてて聴き応えある。ん?と思えばリチャード・トンプソンの特徴的なギターが鳴ってたり、ソロもやっぱりそうだよな、的なものが入っててニヤリ、コーラスでも女性の声?っていう感じでサンディ・デニーが入ってるし、何か昔の彼女にこんなところで出会って元気だよ、みたいに言われてるみたいで嬉しかったね。ロックばりばりな頃には全然理解できなかったけど色々聴いてくとホント素晴らしいアルバム。それでもヴァーティゴらしさ、ってのは全然感じられないけどね。それよりももっとメジャー級のしっかりしたアルバムだもん。いや〜、リチャード・トンプソン、超格好良い。

70年代初頭の英国ロックではクラプトンに象徴されるようにちょいとレイドバックしたサウンドってのがブームとなった時期があって、そこからサザンカントリー風味の入ったものなんかも出てきてカラフルさが消えて多様化していったとも言えるのだが、自分的にはあまり好きな部類じゃないんだよな。レイドバックしてゆったりっていう程ゆっくりしたのを聴きたいっていう欲求が無かったのが大きな要因ではあるが、幸いにしてさほどその辺を通らずとも他に聴くものがたくさんあったから後回しってのもあったか。コリン・ブランストーンを聴いていて、あぁこういうのも良いのかもな、とふとレイドバックした音楽ってのを思い出して、それなら…ってことであったあった、と。
Ian Matthewsの1971年のソロ作「If You Saw Thro' My Eyes」。ってもほとんどFairport Conventionのリーダ違いバンドみたいなモンで、サンディ・デニーやリチャード・トンプソンはもちろん参加しているし、キース・ティペットまでゲスト参加しているというアルバムで、ホント、単純にイアン・マシューズがリーダーを取って作ったアルバムというだけのお話なのだが、それがまたVertigoレーベルからの作品だったもんだから後世になってからの人気が高くなってしまったのだな。かく言う自分もそんなトコロから知った一枚なので、まだまだイアン・マシューズがどんな人で云々の前に持ってたアルバム(笑)。昔はつまんねぇな、折角ヴァーティゴなのに、って思ってたけどさ。だから全然判ってなかった自分ってワケ。フォーク系統とかも色々と聴くようになってから再度チャレンジしてってなるほど…みたいに思っていったアルバムかな。そういう意味でヴァーティゴのブランド力は凄い。どこか面白いハズだ、って思わせる魅力があるもん。
そんなトコロでなくても普通に作品を聴いてみれば分かるんだけど、やっぱり哀愁漂う英国の雰囲気そのままを打ち出したアルバムで、一曲一曲が丁寧に作られてて聴き応えある。ん?と思えばリチャード・トンプソンの特徴的なギターが鳴ってたり、ソロもやっぱりそうだよな、的なものが入っててニヤリ、コーラスでも女性の声?っていう感じでサンディ・デニーが入ってるし、何か昔の彼女にこんなところで出会って元気だよ、みたいに言われてるみたいで嬉しかったね。ロックばりばりな頃には全然理解できなかったけど色々聴いてくとホント素晴らしいアルバム。それでもヴァーティゴらしさ、ってのは全然感じられないけどね。それよりももっとメジャー級のしっかりしたアルバムだもん。いや〜、リチャード・トンプソン、超格好良い。
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