The Heavy - The House That Dirt Built

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The Heavy - The House That Dirt Built (2009)
The House That Dirt Built [帯解説・ボーナストラック2曲収録 / 国内盤] (BRC426)

 今時の新しい時流の音楽を知るってのもきっかけがないとなかなか難しいのは常々書いているんだが、実際一般の人々はどうやって今時の歌を知っているのだろうか、って疑問もあって、それでも売れてるとか売れてないとか知ってる、知らないなんてのあるんだから不思議だ。自分的にはそういう情報アンテナがあまりないから分かんないんだよね。ひたすらに何かから調べていく方が多いし。とは言え、何かの映画やTVドラマで耳にしたとかはそりゃあるにはある。ただ、そこでいいなこれ、って思うことはあんまりないし、そんなにきっかけとして重要なもんでもないから影響力は薄いんだが…。

 それでもコイツは面白そうなサウンドじゃないか?って思ったのがThe Heavyってバンドの曲で、ふ〜む、それならアルバム聞いてみようかなってことで2009年リリースの「The House That Dirt Built」。何かの評を読んでみればカーティス・メイフィールド meets レッド・ツェッペリンってなことで、なるほど言い得て妙な例えだなと納得。聞いてて確かにソウルフルってのもあるけどそれだけでもなくてノスタルジックな部分も大きいしギターがハードな部分もあって、なるほど斬新で懐かしいサウンドかもしれんと。ちょこっと調べてみれば黒人ボーカルと白人メンバーに女性コーラスというバンド形態でだからこそちょいと不思議な質感を保てているのだろうと納得。英国出身なんだよね。だからそこに英国風味の湿っぽさも同居してるから単純にソウルにはならない。

 音楽そのものはミクスチュアなのは勿論だけど、オシャレでセンスが良いので心地良さも結構なもの。ロックさ加減はその分少ないけど聴きやすいし、なかなかユニークだなぁ…なんて思いながらフワフワとアルバム一枚が終了する。こういうの聴いてバンドやろうってのは思わないんだろうけど、音楽の深さを改めて実感した作品だった。いいきっかけで知ることの出来たバンドだったんで、ちょっと小洒落た感じにマークして聴いておこうかな。他にもこんなんが幾つかありそうなので、そういう漁り方もまた楽しみです。


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フレ
Posted byフレ

Comments 2

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akakad  

>今時の新しい時流の音楽を知るってのもきっかけ
邦楽はアンテナ張るの本当にキツイです
Wikiが全く整備されてないのでヒットチャートでなければ「10年代 邦楽 バンド」と検索してブログにたくさん貼ってあるお勧めをひたすら聞くくらいしかないです
インディーズのサイトはDLできるところは大抵会員登録で非常に使い勝手が悪いです
そんな中フレさんが求めてる「不良」と言えるかは分かりませんがなかなか態度がアレでスレてて声がガラガラでバンドの音も太いやつ見つけました
https://www.youtube.com/watch?v=BZU7QlCeLM0
私はアルバム買い揃えることにしました

海外のインディは楽です
英語圏と東南アジアは大体bandcampやってます
WolfmotherやDon Walker(Cold Chiselの鍵盤)といった1流どころもそこで一部の作品を配信するほどです

2018/01/14 (Sun) 19:34 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>akakadさん

邦楽は全く手を出さないに等しいので良いんですが、それにしてもなかなか見つからない…。
今度その辺試してみます。

2018/01/21 (Sun) 22:20 | EDIT | REPLY |   

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