The White Stripes - White Blood Cells

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The White Stripes - White Blood Cells (2001)
White Blood Cells

 年末年始って結構働いている人が多いよなぁと当たり前の事だけどつくづく痛感した次第。一般的には大型の休みという感じで捉えられているけど、その反面働いている人ってのが相当な割合でいるはずだよな…とサクッとググってみたら労働人種の15%程度は働いているらしい。なるほど、そんなモンかもな…と周囲を思い出してみると分かる気がした。主にサービス業に従事している人達が多いのだろうけど、いつもよりも忙しいだろうし、なかなか大変だよなぁ…と。そんなサービスがあるから休む人達は大いに休日を満喫できるのだろうが、そんな心遣いもして然るべきかななんてのも人間的に思うワケだ。

 The White Stripesの2001年リリース三枚目の作品「White Blood Cells」。もうそんな前のバンドになってしまっているのかと驚いたが、そりゃそうか。何せ出てきた時は衝撃的なバンド形態と音ってことで話題になったし、しかも姉妹だか夫婦だか元恋人だとか色々な噂もあってのお二人で、最高のガレージロックを聞かせてくれていたもんだ。それでいてしっかりとブルースやカントリー、ロックそのものも吸収しきっている才能あふれるジャック・ホワイトのエナジー爆発という感じで、コンセプトから何からすべて寝られているプロ根性感も見事にシーンに食い込んできた。このアルバムはそんな布石が幾つかあっての三枚目で、多分ブレイクしたのはこのあたりからだったんじゃないかな。

 今聞いててもどうやってんだ?ってくらいの音。冷静に聴くと、やっぱりギターの低音がベース音として出されてて、バンドの音に厚みは出せているし、ドラムはそりゃもうガレージサウンドなんだけど、正直ドラムもあってもなくても良いくらいのギターと歌のパワーが見事。そこに幾つかの効果音が入って、圧巻なプレイ…とは言え、ベースラインあるよな、ってのもあるからスタジオ盤ではそれなりに作り上げているのだろう。歌メロも独特のラインを持ってるから一発で分かる声質と共に大きな武器だ。生々しいロックサウンド、そのものが最後のロッカーとも言われた所以だろうか、深みという面ではやや物足りなさを感じるんだけど、バリエーションは豊かなアルバムで、かなりカラフル感がある。こんなストレートなロック、あまり聴けない時代になってきたからなぁ…、またどっかで活躍してほしいものだ。


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フレ
Posted byフレ

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