Soft Machine - BBC Radio: 1967-1971

0 Comments
Soft Machine - BBC Radio: 1967-1971
BBC Radio: 1967-1971

 BBCラジオってかなり先進的なロック番組を持っていたんだろうな、とつくづく思うワケです。メジャーなバンドだけじゃなくてそれなりのバンドでも出演させてるし、プログレバンドなんかも出演させて実験的なのも流したりしているし、それは芸術的観点からそうしたのだろうけど、スポンサー関係ないから出来たのかもしれんな。改めてその幅の広さや果たした役割の大きさなんてのを実感した次第。

 Soft MachineのBBC出演は「BBC Radio: 1967-1971」と「BBC Radio 1971-1974」の2つのタイトルで未発表音源も含めてリリースされているので、普通にソフト・マシーンに興味あれば聴いていたりするだろう。自分がハマってた頃はこんなの出てなかったからアングラものや適度な編集盤をいくつか買い集めていたけど、それでも全然手に入り切らなくていつしか…って感じだった。ソフツも発掘音源が実に数多くて今ではそれぞれの時代でのライブ盤なんてのも数多くリリースされているから実態がかなり掴めてきて、人気再燃といった部分も多いのだろう。確かにライブ聴いてると凄いんだもん。この「BBC Radio 1971-1974」ではなんとケヴィン・エアーズ在籍時代のライブから始まり、ロバート・ワイアットの歌声が印象的な曲からワイアット在籍時で一枚目のディスクを占めていて、2枚目はフリージャズマシーンの頃の演奏が71年までの出演分が収められてる。この頃既にアルバムでは中期に入っていたから随分早熟なバンドだったってことも分かるだろう、まだ71年でこの状態なんだもん。そこからどこに進めってんだよ、ってくらいにはアグレッシブなスタイルが追求されていることも聴いていれば明らか。

 そしてこのライブの白熱ぶり、正にそれぞれの全盛期とも言えるメンバーでのぶつかり合い、一連の発掘シリーズよりもちょいと前にあたる時期のライブ音源は纏まった残されているのが多くはないからやっぱりBBCライブは貴重。昔はこういうのひたすら聴いてたんだけどね、やっぱりライブってのは普段聴き続けるにはパワーを要してしまうからか通常スタジオ盤よりは聞く回数が少なくなる。そうじゃなくてライブ盤ばかり聴くって人もいるんだろうけど、自分はそうでもないなぁ…。熱い演奏大好きなんだけど、やっぱ疲れるんだよ。

関連記事
フレ
Posted byフレ

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply