Moody Blues - Live at the BBC: 1967-1970

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The Moody Blues - Live at the BBC: 1967-1970
Live at the BBC: 1967-1970

 ここに来て色々と昔聴いていたようなバンドも聴き直したりしているのだが、いつものことながら印象が自分の記憶とは結構異なっているというバンドも多い。アルバム単位でもそう思うのが多いけど、バンド単位でもそんなんあってさ、イメージってのは怖いもんだなと思う。Moody Bluesってのは自分的には初期はマージービートだけど「サテンの夜」でああなって、以降はひたすらにメロトロンとアコースティック中心のプログレッシブロック、しかも割と重厚な音でコンセプトアルバムにこだわった世界観がアルバムを印象付けているバンド、というイメージだった。ところがこうしてBBCセッション集「Live at the BBC: 1967-1970」を聴いていると初期にしても正しく大英帝国ロック、キンクスやフーなんかと同じような英国ロック的な音とメロディを繰り広げていて、実に個性的なメロディラインを作り上げていたバンドだったんじゃないか、ってことに気づいたワケだ。後のムーディ・ブルースの印象とは大きく異なるのは事実だけど、ここまで英国風味のある楽曲ばかりだったとはなぁ…。

 ってなことで「Live at the BBC: 1967-1970」なのだが、初期の出演が集中していたのもあって同じ曲が何度か登場するのはやむを得ないトコロだろう、それぞれの違いを聞き分けていくというのもありだし、そもそも歌しか入れ替えてないんじゃないか、なんてのもあるのかもしれない。67年から70年ってことは、ジャスティン・ヘイワードとジョン・ロッジが参加してからのライブ、即ち最初期のアルバムは無視しててコンセプトアルバムばかりの時代、それも「Question of Balance」までの頃のライブでこの軽やかさ、実に意外だ。もっと重苦しくなるのかと思ってたしなぁ…、BBCライブだとこんなにも歌とメロディが目立つとはね、英国で人気が高かったというのも頷けるバンドだ。自分が甘かった。ちょっと聴き直そうと思ってる。

 最近は自分チで発掘したiPod shuffleにひとつのバンドを年代順にアルバム入れてって、シャッフルじゃなくて順番に聴き続けるってのをやってるから割とそのまま立て続けに聴いてることが多くて、新たな発見をすることも多くてね、結構重宝している。ただ、昔のiPod shuffleだからかバッテリーの持ちが悪くなってて結局手持ちのiPhoneで他のを聴いちゃうということも多いのだが…、それでも使い分けててなかなか便利。そんな中にMoody Bluesのコンセプトアルバム達も入れて聴いてこうかね。




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フレ
Posted byフレ

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