Fairport Convention - Live In Finland 1971

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Fairport Convention - Live In Finland 1971
Live In Finland 1971

 オカルトチックなB級ロック路線も面白いかと思ったが、割と英国のその辺って漁ってしまっているんであとは80年以降あたりになるのだろうけど、その辺ってのもあまりにもB級感あったりするし面白味もないんだろうな…って事でそっちの路線に走らないでガラリと変えてみようかなってことで、ここのトコロ実はずっと聴きたかったトラッド系の音へでも行こうかね、と。んでもいきなりフォークじゃしょうがないし、ならば実はロック以上にロックしているエレクトリックトラッドの最高峰から聴いていくか、ってことで登場です。

 Fairport Conventionの発掘ライブアルバム「Live In Finland 1971」なんてのがリリースされていた。実はフェアポート・コンベンションの1971年ってのは当時最もバンドがヤバいんじゃないか、って思ってた時期でもあって、それを反骨精神にしたのか、一番白熱したライブがひたすら繰り広げられていたというライブ的にはとんでもない時期というのも定説で、いくつものラジオ音源ライブなんてのもあったりしてオフィシャルなのかハーフオフィシャルなのかアングラなのかわからないけど結構発掘されているので、随分楽しませてもらっている。今回の「Live In Finland 1971」は多分ハーフオフィシャルなリリースなんだろうと思うんで出しておくけど、いやはや相変わらずこの時期のフェアポート・コンベンションは凄まじい。歌姫と崇められていたサンディ・デニーは勿論脱退しているし、その筋のギタリストとしては名高いリチャード・トンプソンも既に離脱していて、4人しかいないバンド体制でのチャレンジ、ただしここに強者が一人いたのだな。

 デイブ・スウォーブリックというフィドルの名手、これがサイモン・ニコルとひたすらにバトルを繰り広げてってそこにはZeppelinのドラマーにもなれたデイブ・マタックスとジェスロ・タルの活動で知られているデイブ・ペグが支えていくのだな。それがまた変拍子っつうか、トラッドだからそもそもリズム変わっていくし、伝承音楽の独特のメロディだったりするから一筋縄ではいかないのをガシガシやっちゃうもんだからとんでもない白熱した世界が出来上がっていくんですな…、凄いよ。



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フレ
Posted byフレ

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おっさん  

宇宙一のベンディング・マスター
ジェリー・ドナヒュー加入は1年後ですね、
ギターひとりでロックぽい。

2017/12/11 (Mon) 12:16 | EDIT | REPLY |   

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