Delain - A Decade Of Delain -Live At Paradiso

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Delain - A Decade Of Delain -Live At Paradiso
ディレイン『ア・ディケイド・オブ・ディレイン~ライヴ・アット・パラディソ』【2枚組CD(日本語解説書封入)】

 洋楽モノを聴いていて難しいな、って思うのはそのバンドの地元での人気具合やレジェンド具合、立ち位置、そういうのが分かんない。日本で情報を知って聴いているだけだと日本での人気がどうのってのはなんとなく分かるけど、それも、アイドル的なポップシンガーならまだヒットチャートで分からなくもないが、ロックバンドになってくるとヒットチャートには出てこないし、そのバンドがどういう評価されているのかはよく分からない。アメリカだと多少は分かるが、英国くらいまでかな…、ヨーロッパになるともう全然分からなくて。ライブ映像での会場のデカさやイベントでの順番による立ち位置の確認くらいだろうか。どんだけレビューで良さげに書かれていても実際は?ってのあるし。その意味では実に分からないのがこのDelain。

 ライブアルバム「A Decade Of Delain -Live At Paradiso」をリリースしたが、地元オランダのアムステルダムの老舗パラディソでのライブからだった。もちろん超満員なので人気面ではこのハコレベルはクリアしているだろうし、パラディソで演るってのは由緒ある会場だからなのかこの規模感なのかが分からない…。ゲスト陣営の豊富さは昔からだが、その意味からすると大御所バンドとの交流は深いし、それに恥じないポジションにあるのだろうか。一般的な人気からしてもレビューではヒットを多数放ち、みたいなのもあって、そうなのか、なんて思うが、オランダでは実際どれくらいのバンドになっているのだろう?どう見てもそんなに箔のあるバンドには思えないが…、そんな事ないのかな。

 それはともかくながら、このライブ、相当の気合が入っているのは当然として、これまでの集大成。バンドメンバーもどんどんと変わっていくDelainというバンド、その分ステージでのバンドとしてのスタイルは安定しない。シャーロット姫の歌声と鍵盤のマタイン君のセンスだけで成り立っているとも言えるバンドだから、そのままステージに出てしまっている感じ。ゲスト陣営のアリッサやマルコはアクセント的には迫力ありすぎてステージで明らかにシャーロット姫よりも存在感出しちゃってるし、それでも随分貫禄付いてきたか。やっぱりバンドとしての一体感的なトコがなぁ…、メンバーの名前すら気にならないっつう。それにしても曲が良い。歌も良い。だから映像で見るよりも音聴いてる方が自分的には良いという珍しいバンド。






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フレ
Posted byフレ

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