Jethro Tull - Thick A s A Brick Live In Iceland 2012

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Jethro Tull - Thick A s A Brick Live In Iceland 2012
『ジェラルドの汚れなき世界』完全再現ツアー~ライヴ・イン・アイスランド 2012 [DVD]

 英国からしか出てこないだろうなぁっていうくらいには典型的に英国的なバンドってのもいくつかあるが、ほとんどは当然ながらそれほど売れているようなモンではない。名前は知られていたり代表曲があったりはするけど、それは一時期だけの話でその時期が過ぎればまた英国の田舎に戻っての生活が待っているというようなロックスターからはちょいと離れたライフスタイル、そんなバンドが一番居心地良いのだろうか。それだけでの生活となると結構しんどい部分は出て来るんだろうけどね。

 Jethro Tullもそんな英国らしいバンドのひとつだが世界では割と成功したバンドのひとつだろう。何でそれなりに受け入れられたのかってのは今のポップスファンレベルではよく理解できないと思うんだけど、70年代あたりのまだ今ほど多くない市場の中では特異なバンドとして、それは演劇的でひとつの物語を演じているかのような芸術作品をリリースしていったことでミュージカルと同じような評判を得たことが大きいのだろうか。コンセプトアルバムってのが市場で受け入れられていったのはそういう元々の文化によるところが大きいハズなので、すんなりと演劇的な所が受けたと云えるだろう、ってか、エンターティンメントってのが演劇なんだからシェイクスピア的なのやミュージカル的なのが当たり前だろ、ってな発想も根本にあるのかな。日本ではあまりない文化だからなかなか難しいけどね。そんな特異な部分を持ったジェスロ・タル=イアン・アンダーソンが2012年に「ジェラルドの汚れなき世界」の再現ツアーを行って大好評、その模様を納めたライブ映像「Thick A s A Brick Live In Iceland 2012」をリリースしていた。

 昔からの一本足フルート奏法などは健在なんだけど、歌にしてもアクションにしてもフルートにしてもギターにしても見事にこなしていて、そりゃ勢いはアレだけどこんなに再現できるのか?ってくらいに再現していた。若手の歌手を演劇チックに登場させてサポートボーカルとしてたりもあるけど、この人の世界観で作られたステージはやっぱり素晴らしい。昔どういうライブしてたのかもさほど知らないけど、ココで見れるライブではジェスロ・タルというバンド、世界を見事に体現したユニークなショウだ。音の繊細さも含めて楽曲の精度の高さ、ライブパフォーマンスの素晴らしさ、美しい映像でそれらがきちんと見れるのはありがたいね。これで「ジェラルドの汚れなき世界」ってアルバムがグンと身近に感じられる作品になったのが一番大きな収穫だ。




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フレ
Posted byフレ

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お〜ぐろ  

グラミーの初代ベストHR/HM部門の受賞バンド(笑 

リッチー大先生も好きなジェスロ・タル
レインボー時代、クラシックとジャズしか聴かなかったドン・エイリーに「ジェスロ・タルを聴け」と言ったとかなんとか・・・
その後だいぶ経ってドンはジェスロ・タルの正式なメンバーになったり(1年足らずですが)

英国で大人気でも日本でマイナーなバンドのウィッシュボーン・アッシュ、ジェスロ・タルときたら次はアレかな?(笑 

2017/10/27 (Fri) 21:17 | EDIT | REPLY |   

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