Uriah Heep - Live at Koko 2014

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Uriah Heep - Live at Koko
Live at Koko [Blu-ray] [Import]

 結構今でも活動しているバンドはいくつもあるのは知ってるけど、あんまり積極的に見たり聴いたりってのはやっぱりしなくてね、ジジイのノスタルジック的なのってイメージあるからだけど、実際はそうでもなくって中規模以下のレベルでのライブハウスなんかでやってるバンドは今でも熱いライブを繰り広げていて、一生現役でやるぜ、ってなくらいの勢いのもある。ユーライア・ヒープなんて一世を風靡したバンドなんかもその類で、デカい所でのライブはもうないんだろうなぁ、という感じだけどコアなファンと共にずっとやるぜ、ってくらいのライブを繰り広げている。その中の一つとしてリリースされているのが「Live at Koko」というライブ映像。

 アルバムも幾つも出してるしライブも出してるし、何だかなぁと思う部分はあるものの、出されているライブのクォリティは高いもので、このジジイ達、なんか凄いな、ってのはすぐ実感できると思う。ユーライア・ヒープなんてさ、オリジナルメンバーはもうミック・ボックスしかいないんだけど、そのミック・ボックスが出てきた途端に銀色の長い髪を振り回してのヘヴィなリフを奏でてくれる。いやはや、こんなトコにもハードロックジジイがいるし、ってね。んで、今歌っているのはバーニー・ショウって、Praying Mantis最初期にいたボーカルで、その後はクライブ・バーのバンドでも歌っていたという強者、これがまたやっぱり歌が上手くて迫力あって、タイミング合わなかったけど、実力のあるシンガーなので、ユーライア・ヒープと合流してからのそのハマり具合は見事なモノ、このライブでも聴けるけど、デヴィッド・バイロンのあのトーンで歌えちゃうんだもんね。違和感あんまりないしさ。後はヒープと言えばケン・ヘンズレーの鍵盤になるんだけど、これはまぁ、あそこまでではないにしてもオルガン中心というスタンスは守りつつやっているし、ちゃんとユーライア・ヒープってバンドのイメージ自体は守りつつ延命措置しているのか。

 やっぱり古い曲になるとコーラスワークもノリもリズムも歌も良いねぇ…、これぞれユーライア・ヒープってのが漂うので観客も大盛り上がりで、うまい具合にセットリストに入り込んでいる。バーニー・ショウの歌はデヴィッド・バイロンよりも人間味に溢れてるのでその分無機質感から人間的にはなっているかな。んでもしっかりとノスタルジックなだけでなくて現役感を持ったバンドのライブとして見れるし、古いユーライア・ヒープだけしか興味無い人にとってもちょいと面白さが味わえるライブです。


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フレ
Posted byフレ

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風呂井戸(Photofloyd)  
まさに私の反省会(笑い)

 このところの連日のフレさんの取りあげる話題は、私のロック史の反省会(笑い)みたいなところを刺激して頂いて、今の私は何なんだと思いつつ自己を見つめ直して・・・毎日楽しみに拝見しています。
 まあ60年代から青春を過ごしてきた人間はロック史こそ人生。クラシックやジャズは余興みたいなもので(と、言うと叱られそうだが)やっぱりこれなくして生きれない悲しき性に甘んじています。頑張れシジイ共。

2017/10/26 (Thu) 10:32 | EDIT | REPLY |   

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