The Rolling Stones - Sticky Fingers Live at the Fonda Theatre 2015
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The Rolling Stones - Sticky Fingers Live at the Fonda Theatre 2015

往年のジジイ達の近年の作品はホントに侮れない。近年の作品と言っても最近のライブをそのままリリースだから今の姿そのままだ。そこにはレトロ感やノスタルジー感だけじゃやはり面白いモノにはならなくて、どこか現役感があるから初めて楽しめるモノになっている、事が多い気がする。それにしてもThe Rolling Stonesの現役さ加減は驚くばかりの素晴らしさだ。ミック・ジャガーはあれでもう70歳中盤を過ぎているんだよな?70歳だぜ?それであの声とパフォーマンスなんて普通考えられないだろ?あのスタイルもそうだけど、とんでもない化け物だ。
ロック史上に残る名盤の一枚でもある「スティッキー・フィンガーズ」を2015年になって丸ごと再現してみましょう、って企画から始まった特別ライブ「Sticky Fingers Live at the Fonda Theatre 2015」では、いつもはデカい会場を満員にしてショウマンシップたっぷりの一大イベントばかりでライブしているストーンズだが、ここぞと言う時は割と小さなハコで昔ながらのライブをやってくれる事もある。今回の「スティッキー・フィンガーズ」再現ライブは正にその小さなハコのフォンダシアターでのショウで、「スティッキー・フィンガーズ」そのままかと思いきや、初っ端から「Start Me Up」で始まるというずっこけた話。そこからはもう「スティッキー・フィンガーズ」に収録の曲が乱発されるが、乱発ってのはアルバムの曲順通りじゃないから、馴染みのある曲順じゃなく、それはそれで楽しみ。それでも見てると、ミック・ジャガーの驚異的な体力と歌声もあるけど、キースのギターがカッコ良い。とにかく凄くカッコ良い。どんなギターを弾いても独特のトーンとフレーズと言うか、もうコードから離れてコードトーンを鳴らすワザにまで入っているから何弾いてるか分からないレベル。面白いのはロニーも同じようにブロークンな弾き方になってて、随分と贅肉の削がれたギタースタイルで成り立っているバンドになってる。アルバムとの印象の違いはもちろんだけど、今のストーンズだからこその音、そして当時のライブよりも完成度が高くてカッコ良いと思う面もある。スライドギターもアコギも何も全部出てきて、やっぱり70年代を生きてきたバンドだからこそのプレイスタイル、世界最高のロックバンドってのはホントにそう思う。このレベルにはそうそうたどり着けないんじゃないかな。
ミック・ジャガーもギター弾くし、アドリブで「You Gotta Move」のコーラスが突然繰り返さりたりするし、やたらと楽しめる。一番はストーンズの原点であるブルースをここまでたっぷりと味わっていられるライブも他にないし、セットリストもヒット曲からちょいと離れたマニアックな曲ばかりでのライブ。皆練習しただろうと思うけど、だからこそ何とも完成度の高いライブに仕上がっている。古い過去のアルバムで出来るものなら幾つかはこうした再現ライブをやってほしいものだ。ミック・テイラーだって呼べるだろうし。そしてストーンズの現役感がたっぷり出ているライブで、さすがのストーンズ、スゲェかっこいい。

往年のジジイ達の近年の作品はホントに侮れない。近年の作品と言っても最近のライブをそのままリリースだから今の姿そのままだ。そこにはレトロ感やノスタルジー感だけじゃやはり面白いモノにはならなくて、どこか現役感があるから初めて楽しめるモノになっている、事が多い気がする。それにしてもThe Rolling Stonesの現役さ加減は驚くばかりの素晴らしさだ。ミック・ジャガーはあれでもう70歳中盤を過ぎているんだよな?70歳だぜ?それであの声とパフォーマンスなんて普通考えられないだろ?あのスタイルもそうだけど、とんでもない化け物だ。
ロック史上に残る名盤の一枚でもある「スティッキー・フィンガーズ」を2015年になって丸ごと再現してみましょう、って企画から始まった特別ライブ「Sticky Fingers Live at the Fonda Theatre 2015」では、いつもはデカい会場を満員にしてショウマンシップたっぷりの一大イベントばかりでライブしているストーンズだが、ここぞと言う時は割と小さなハコで昔ながらのライブをやってくれる事もある。今回の「スティッキー・フィンガーズ」再現ライブは正にその小さなハコのフォンダシアターでのショウで、「スティッキー・フィンガーズ」そのままかと思いきや、初っ端から「Start Me Up」で始まるというずっこけた話。そこからはもう「スティッキー・フィンガーズ」に収録の曲が乱発されるが、乱発ってのはアルバムの曲順通りじゃないから、馴染みのある曲順じゃなく、それはそれで楽しみ。それでも見てると、ミック・ジャガーの驚異的な体力と歌声もあるけど、キースのギターがカッコ良い。とにかく凄くカッコ良い。どんなギターを弾いても独特のトーンとフレーズと言うか、もうコードから離れてコードトーンを鳴らすワザにまで入っているから何弾いてるか分からないレベル。面白いのはロニーも同じようにブロークンな弾き方になってて、随分と贅肉の削がれたギタースタイルで成り立っているバンドになってる。アルバムとの印象の違いはもちろんだけど、今のストーンズだからこその音、そして当時のライブよりも完成度が高くてカッコ良いと思う面もある。スライドギターもアコギも何も全部出てきて、やっぱり70年代を生きてきたバンドだからこそのプレイスタイル、世界最高のロックバンドってのはホントにそう思う。このレベルにはそうそうたどり着けないんじゃないかな。
ミック・ジャガーもギター弾くし、アドリブで「You Gotta Move」のコーラスが突然繰り返さりたりするし、やたらと楽しめる。一番はストーンズの原点であるブルースをここまでたっぷりと味わっていられるライブも他にないし、セットリストもヒット曲からちょいと離れたマニアックな曲ばかりでのライブ。皆練習しただろうと思うけど、だからこそ何とも完成度の高いライブに仕上がっている。古い過去のアルバムで出来るものなら幾つかはこうした再現ライブをやってほしいものだ。ミック・テイラーだって呼べるだろうし。そしてストーンズの現役感がたっぷり出ているライブで、さすがのストーンズ、スゲェかっこいい。
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