The Who - Tommy Live At The Royal Albert Hall

0 Comments
The Who - Tommy Live At The Royal Albert Hall
トミー ライヴ・アット・ロイヤル・アルバート・ホール [Blu-ray]

 ジジイ共、スゲェなってののひとつがまたまたリリースされていた。もういい加減いいんじゃね?って思うんだけど、続々とライブをリリースしてくるのがThe Who。ストーンズなんかだと一応今でも新作をリリースしてのツアーだったりライブだったりするからセットリストやステージなんかも凝ってて現役的な活動というのはあるが、The Whoになるともう新作出してもしょうがないし、かと言ってベストヒットライブってのもうなかなかなので、「四重人格」と「Tommy」中心のライブというのがThe Whoの強みとなっていて、それも何度も何度も繰り返してツアーが組まれている。さすがにもういいんじゃね?ってつくづく思うけど、それごとに映像やCDがリリースされていて、どんどんジジイになっていくピートとロジャーがクローズアップされって、ドラムのザックだって90年代の頃はまだ若かったんだけど、今じゃ立派なオヤジ、それでもライブを見ているとぶっ飛ぶくらいのパフォーマンスとプレイを繰り広げてくれるんだから脱帽だ。

 The Whoの「Tommy Live At The Royal Albert Hall」。2017年春の、と言うか毎年春の恒例ティーンエイジカンサートラストライブで「Tommy」を繰り広げたってことでその模様を丸ごとパックしたライブショウの映像化だが、久々に見ても見かけも歌も演奏も対して変わってないな、ってのが最初印象。ベースがピノ・パラディーノじゃなくて若者ってのが少々似つかわしくないけど、さほどの影響はないか。それにつけても「Tommy」の楽曲のクォリティの高さは改めて聴いていてもハンパないな。全部耳タコくらいに聴いているんで全部分かるんだけど、それでもいちいち感動的なまでのプレイがあるもん。やっぱりライブパフォーマンスの強さだよね、ピートがどんどんと繊細なプレイになっていってそれでもワイルドに腕を振り回したりジャンプしようとしたりしてて、もう70歳半ばの爺さんがやることじゃないだろ、と。んでもロックスターなんだよ、やっぱりオーラが漂ってるし、ステージを仕切ってるし。この二人はもうアレだね、若い頃よりもジジイになってきてからの絆がものすごく強いよね。最後に二人で肩組むシーンってのは毎回泣ける。

 今回は鍵盤も入れて「Tommy」を再演しているんで補助的な音も幾つか出されているみたいで、弟のサイモン・タウンゼントの気合も含めてテンションはかなり高い。下手したら昔のトミーライブよりもテンション高いかも。このイベントももう17年続いているというからそれなりに成果はあるんだろうか。オアシスやフーが中心になってるから結構な金額が集まるんだろうし、毎年の収入源にもなっているのかも。そんな理由でもこうしてライブが見られるのはやっぱりありがたいわ。ジジイ共何してるんだ、ってのあるけど見るとやっぱカッコ良いんだもんな。また色々な「Tommy」を聴きたくなってきました(笑)。



関連記事
フレ
Posted byフレ

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply