Crossroad
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Crossroad (1986)
![クロスロード [SPE BEST] [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51OWiqel7KL.jpg)
そういえば昔々に話題になった「 Crossroad 」って映画があって、スティーブ・ヴァイのギタープレイは映画の中でも思い切り派手にクローズアップされてたんで素人が映画を見ても何かスゲェな〜っての分かるんだろうけど、主役の方はテレキャスで地味なブルースプレイをしていたというものだった。んでもって、そのヴァイの方は本人がプレイしているんで映画でもそのままアフレコしてるんだけど、ブルースプレイの方は実はライ・クーダーがプレイしていたというお話。当時はそんなの知らなかったんだけど、すぐ話題になったのかな、へぇ〜、ってな感じだったね。どっちかっつうと注目はスティーブ・ヴァイの方だった人も多かったが、ま、そりゃそうか、とは思うがやっぱりブルースプレイ奥深さってのが出ててユニークな映画だったものだ。残念なのは最後の最後でスティーブ・ヴァイのド派手なパフォーマンスプレイに対抗するのに、最後の手段として出されたのがブルースじゃなくて、クラシックのパガニーニをギターでプレイした速弾きというもので、ブルース映画っていいながら最後はクラシックかよ…、なんてお話。
話自体は今見れば大したこともなく、かなりダサい感があるのはどんな映画でも今から30年前ともなればそんなモンだ。それよりも影に隠れていながらしっかりと映画全編を通してブルースフレイバーを振りまいていたのがライ・クーダーのプレイで、役者の演技もともかくながら、味わい深いブルースギターを聴かせてくれている。改めて聴いていると、乾いた感触のギターで、正にデルタブルースと言わんばかりのプレイが聴ける。な〜るほどなぁ…、と。当時もそうだったけど、やっぱりブルースと言えばロバート・ジョンソン、そのロバジョンが悪魔に魂を売ったと言われているのが十字路=クロスロードだったという神話からこの映画が作られているのは明白で、ただ時代が時代だからフォークギターでのプレイじゃなくって如何にも悪魔とエレキ的なのが面白い試みではある。スティーブ・ヴァイの悪魔的なイメージの演技も見事なモノだし、対する主役も大人しい顔してコイツ、的に悪魔に魂売らないままここまで来ましたという感じが出てるか。
ロックやブルースを題材にした映画って色々あるけど、昔ならそれなりに感動したりそういうもんかぁ、って思ったりしたけどさすがに今の時代で、今のキャリアではそうそう感動はしないなぁ…、時代のせいなのか自分の歳のせいなのか、そもそもチープなものばかりなのか分からないが、単純にロックスターが映画に関わるというのも才能がないと出来ない部分もあるし、ましてや映画音楽を担うなんてのは結構な重責なんだろうし。才能ある人はチャレンジしたがるんだろうね。ロックスターってよりも音楽家、の道ですな。
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話自体は今見れば大したこともなく、かなりダサい感があるのはどんな映画でも今から30年前ともなればそんなモンだ。それよりも影に隠れていながらしっかりと映画全編を通してブルースフレイバーを振りまいていたのがライ・クーダーのプレイで、役者の演技もともかくながら、味わい深いブルースギターを聴かせてくれている。改めて聴いていると、乾いた感触のギターで、正にデルタブルースと言わんばかりのプレイが聴ける。な〜るほどなぁ…、と。当時もそうだったけど、やっぱりブルースと言えばロバート・ジョンソン、そのロバジョンが悪魔に魂を売ったと言われているのが十字路=クロスロードだったという神話からこの映画が作られているのは明白で、ただ時代が時代だからフォークギターでのプレイじゃなくって如何にも悪魔とエレキ的なのが面白い試みではある。スティーブ・ヴァイの悪魔的なイメージの演技も見事なモノだし、対する主役も大人しい顔してコイツ、的に悪魔に魂売らないままここまで来ましたという感じが出てるか。
ロックやブルースを題材にした映画って色々あるけど、昔ならそれなりに感動したりそういうもんかぁ、って思ったりしたけどさすがに今の時代で、今のキャリアではそうそう感動はしないなぁ…、時代のせいなのか自分の歳のせいなのか、そもそもチープなものばかりなのか分からないが、単純にロックスターが映画に関わるというのも才能がないと出来ない部分もあるし、ましてや映画音楽を担うなんてのは結構な重責なんだろうし。才能ある人はチャレンジしたがるんだろうね。ロックスターってよりも音楽家、の道ですな。
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