The Johnny Otis Show - Live at Monterey!
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The Johnny Otis Show - Live at Monterey!

R&Bってのは時代を物語る音楽ジャンルの呼び方のひとつにもなってるんだろうけど、自分的解釈では単純に黒人ソウル系の音楽という感じ。リズム&ブルースではあるけどブルースな音楽スタイルの話ではないので、やっぱりソウル、ってトコだ。んで、黒人であることがその条件という印象だったんで、今回のJohnny Otis ShowのJohnny Otisが白人…ってかギリシャ移民系ってんでR&Bの帝王的に言われていたのはちょいと「??」だった。来歴を漁るとその由来はよく分かるお話で、結局R&B的なのが好きで周囲にもそういうのを配していたのとそれが昂じて自身のクラブを立ち上げて演奏させて巡業にも出てレコードも出していったことでひとつのパッケージとして成り立たせた、それがJohnny Otis Showと呼ばれ、R&B界隈の帝王になるワケだ。自身が音楽的なアイコンになったワケじゃなくて、ビジネス方法がR&Bに貢献したって話が大きかったようだ。
そのThe Johnny Otis Showの最高傑作と誉れ高いライブアルバム「Live at Monterey!」。1970年リリース作品で、この頃ともなると実はR&Bの連中からすると既に終わってる感のある時代にもなるんだが、どうしてどうして、そんな素振りなんぞ全く感じさせない円熟感の乗った熱〜いライブをたっぷりと聴かせてくれます。息子のシュギー・オーティスは全部参加しているんだけど、そこまでハードなブルースギターが登場するのはさほど多くはなくって、基本的にはハコバンのギタリスト的な演奏がメインだが、リトル・エスターのブルースナンバーなんかではもう大活躍してくれてて、これぞブルースギタリスト、ってな感あるから楽しめる。もちろんそこに至るまでのアルバムの流れ的にはさ、歌う人がコロコロ変わってて、名の知れた歌い手が次々に登場して得意の風味で歌い上げていってくれるんで、一大パーティ的なライブアルバムになっている。そこがこのアルバムの飽きないところ。更にテンション高いから凄いんですな。こういうライブやってみたいよな、って思うくらいの楽しみ方がそのまま入ってる。
こういうの、何ていうんだろうな。R&Bなんだけどそれだけでも括れないし、自分みたいなロック野郎が聴いても面白いな、ブルースだなってのもあったり熱唱に惚れ込んだりもあるしさ、良い音楽、ってのはこういうのなのかもね。ライブだから余計に自分もその雰囲気を一緒に味わってるのもあるしさ、ホーンにしてもうるさくないし、その筋ではスゲェ名盤で有名な作品だからあまり今更くどくどと書けることもないけどさ、ちょっと何度か聴きまくってて楽しいな、ってのが一番大きい。んで、たまに「お?」って思うブルースギターの音が聞こえてくるから気になるし。その言い方で聴くとモダン・ブルースな流れにある面が大きいか。シュギー・オーティス自体はもっとシカゴ的エッセンスが大きいみたいだが。それにしてもソロであんだけの天才的なブルースギター弾いてて、こういうバンドで何年もギター弾いてて、結果的にそこから生まれたソロアルバムではブルースから飛躍したサウンドが多くって、やっぱりアーティストだったんだろうなぁ…、などと余計な事も考えつつ、この作品でのブルースギターを聴いて楽しんでいるという変わった聴き方。それでも名盤です。

R&Bってのは時代を物語る音楽ジャンルの呼び方のひとつにもなってるんだろうけど、自分的解釈では単純に黒人ソウル系の音楽という感じ。リズム&ブルースではあるけどブルースな音楽スタイルの話ではないので、やっぱりソウル、ってトコだ。んで、黒人であることがその条件という印象だったんで、今回のJohnny Otis ShowのJohnny Otisが白人…ってかギリシャ移民系ってんでR&Bの帝王的に言われていたのはちょいと「??」だった。来歴を漁るとその由来はよく分かるお話で、結局R&B的なのが好きで周囲にもそういうのを配していたのとそれが昂じて自身のクラブを立ち上げて演奏させて巡業にも出てレコードも出していったことでひとつのパッケージとして成り立たせた、それがJohnny Otis Showと呼ばれ、R&B界隈の帝王になるワケだ。自身が音楽的なアイコンになったワケじゃなくて、ビジネス方法がR&Bに貢献したって話が大きかったようだ。
そのThe Johnny Otis Showの最高傑作と誉れ高いライブアルバム「Live at Monterey!」。1970年リリース作品で、この頃ともなると実はR&Bの連中からすると既に終わってる感のある時代にもなるんだが、どうしてどうして、そんな素振りなんぞ全く感じさせない円熟感の乗った熱〜いライブをたっぷりと聴かせてくれます。息子のシュギー・オーティスは全部参加しているんだけど、そこまでハードなブルースギターが登場するのはさほど多くはなくって、基本的にはハコバンのギタリスト的な演奏がメインだが、リトル・エスターのブルースナンバーなんかではもう大活躍してくれてて、これぞブルースギタリスト、ってな感あるから楽しめる。もちろんそこに至るまでのアルバムの流れ的にはさ、歌う人がコロコロ変わってて、名の知れた歌い手が次々に登場して得意の風味で歌い上げていってくれるんで、一大パーティ的なライブアルバムになっている。そこがこのアルバムの飽きないところ。更にテンション高いから凄いんですな。こういうライブやってみたいよな、って思うくらいの楽しみ方がそのまま入ってる。
こういうの、何ていうんだろうな。R&Bなんだけどそれだけでも括れないし、自分みたいなロック野郎が聴いても面白いな、ブルースだなってのもあったり熱唱に惚れ込んだりもあるしさ、良い音楽、ってのはこういうのなのかもね。ライブだから余計に自分もその雰囲気を一緒に味わってるのもあるしさ、ホーンにしてもうるさくないし、その筋ではスゲェ名盤で有名な作品だからあまり今更くどくどと書けることもないけどさ、ちょっと何度か聴きまくってて楽しいな、ってのが一番大きい。んで、たまに「お?」って思うブルースギターの音が聞こえてくるから気になるし。その言い方で聴くとモダン・ブルースな流れにある面が大きいか。シュギー・オーティス自体はもっとシカゴ的エッセンスが大きいみたいだが。それにしてもソロであんだけの天才的なブルースギター弾いてて、こういうバンドで何年もギター弾いてて、結果的にそこから生まれたソロアルバムではブルースから飛躍したサウンドが多くって、やっぱりアーティストだったんだろうなぁ…、などと余計な事も考えつつ、この作品でのブルースギターを聴いて楽しんでいるという変わった聴き方。それでも名盤です。
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