Mike Bloomfield & Al Cooper - Fillmore East: The Lost Concert Tapes 12-13-68
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Mike Bloomfield & Al Cooper - Fillmore East: The Lost Concert Tapes 12-13-68

アメリカのホワイトブルースは人種差別も手伝ってか、さほど数多くのミュージシャンがその道を辿ったワケじゃない。ロック黎明期に於いてはもうバターフィールドのところくらいしかなくて、その後にジョニー・ウィンターが出て来るくらい。サザンという枠組みではオールマンがあるけど、黒人ブルースに云々はあんまり出てこない。ジェファーソンやデッド、CSN&YやThe Bandもブルースとは直接的繋がってはこない。ジャニスはベッシー・スミスってのあるか。英国の若者は人種差別的概念がなかったから聴いて響いたのを真似てみたけど、アメリカはそんなの聴いてたらそれこそ村八分だったろうし。でもその世界に入っていった連中は凄いよ。だから真剣にハマり込まないとどうしようもなかったのだろう。
Mike BloomfieldとAl CooperによるSuper Session企画は幾つかのライブを経て生み出されたモノだったが、その実験的要素を含んだライブテープは紛失してしまったらしく幻のライブと思われていたけど、それが発掘された事からリリースされた「Fillmore East: The Lost Concert Tapes 12-13-68」。驚くことに「It's Own My Fault」という曲では若き日の、そう、デビュー以前のジョニー・ウィンターがバリバリに弾いて歌っているという貴重な記録。この時点でこれだけのプレイをしていたのも凄いし、既にギターヒーローだったマイク・ブルームフィールドを前にしてこれだけ弾きまくり歌いまくるのも凄い。どこからどう聴いてもジョニー・ウィンターの個性が盛りだくさんなプレイスタイルは圧倒的だ。対するマイク・ブルームフィールドのプレイはこの「It's Own My Fault」という曲においてはブルームフィールドらしさからちょっと離れたプレイに徹してジョニー・ウィンターとの個性の違いを出しているようで、ほとんど聴く事のないフレーズがアチコチに使われている。
ライブは1968年12月のフィルモアイーストだから、こういうギタリスト二人がセッション的に音をぶつけ合うのもそれほど試されていなかった頃だし、英国ではクリームがライブでそんな事してたかなと言う頃。Led Zeppelinが生まれた頃か。既に50年程前の話だから恐れ入る。こんなライブを今の時代に聴けるか?と問われるととても難しいと思う。どこがどう違うんだろうと思うくらいこの時代の面白さを実感しつつ、更にブルースギターの楽しみを思い切り味わえるライブアルバム。素晴らしき発掘ライブ盤で、ブルースロック的好きだったら必ず聴くべき傑作。久々に聴いてたらやはり燃えてきた。ジョニーもマイクもスゲェ。

アメリカのホワイトブルースは人種差別も手伝ってか、さほど数多くのミュージシャンがその道を辿ったワケじゃない。ロック黎明期に於いてはもうバターフィールドのところくらいしかなくて、その後にジョニー・ウィンターが出て来るくらい。サザンという枠組みではオールマンがあるけど、黒人ブルースに云々はあんまり出てこない。ジェファーソンやデッド、CSN&YやThe Bandもブルースとは直接的繋がってはこない。ジャニスはベッシー・スミスってのあるか。英国の若者は人種差別的概念がなかったから聴いて響いたのを真似てみたけど、アメリカはそんなの聴いてたらそれこそ村八分だったろうし。でもその世界に入っていった連中は凄いよ。だから真剣にハマり込まないとどうしようもなかったのだろう。
Mike BloomfieldとAl CooperによるSuper Session企画は幾つかのライブを経て生み出されたモノだったが、その実験的要素を含んだライブテープは紛失してしまったらしく幻のライブと思われていたけど、それが発掘された事からリリースされた「Fillmore East: The Lost Concert Tapes 12-13-68」。驚くことに「It's Own My Fault」という曲では若き日の、そう、デビュー以前のジョニー・ウィンターがバリバリに弾いて歌っているという貴重な記録。この時点でこれだけのプレイをしていたのも凄いし、既にギターヒーローだったマイク・ブルームフィールドを前にしてこれだけ弾きまくり歌いまくるのも凄い。どこからどう聴いてもジョニー・ウィンターの個性が盛りだくさんなプレイスタイルは圧倒的だ。対するマイク・ブルームフィールドのプレイはこの「It's Own My Fault」という曲においてはブルームフィールドらしさからちょっと離れたプレイに徹してジョニー・ウィンターとの個性の違いを出しているようで、ほとんど聴く事のないフレーズがアチコチに使われている。
ライブは1968年12月のフィルモアイーストだから、こういうギタリスト二人がセッション的に音をぶつけ合うのもそれほど試されていなかった頃だし、英国ではクリームがライブでそんな事してたかなと言う頃。Led Zeppelinが生まれた頃か。既に50年程前の話だから恐れ入る。こんなライブを今の時代に聴けるか?と問われるととても難しいと思う。どこがどう違うんだろうと思うくらいこの時代の面白さを実感しつつ、更にブルースギターの楽しみを思い切り味わえるライブアルバム。素晴らしき発掘ライブ盤で、ブルースロック的好きだったら必ず聴くべき傑作。久々に聴いてたらやはり燃えてきた。ジョニーもマイクもスゲェ。
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