Janis Joplin - with Tom Jones 1969
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Janis Joplin - Live: Amsterdam 1969/USA Radio

先日「リップシンクバトル」なるアメリカのテレビ番組を見る事があって、もちろん出演している人達もやってる曲もほとんど知らないんで、それ自体はコメディ番組でしかないけど、イギリスの若い女優さんが何をやるのかと思ったらジャニスの「Piece of My Heart」なんてのをやり始めたからとっても驚いた。お茶の間の番組でポップスや売れてたもの中心でしかやらないような番組でジャニスが出て来るんかい?って。そんなにジャニスって普及しているアイコンなのか?ってのがあって、そこに驚いた。さすがにテレビで受けないようなのをやらないだろうから、そんだけ浸透してるってことだろうし、皆それで楽しむワケだからさ。んで、そんなに見たからホンモノも久々に聴きたいなぁ…ってことで漁ると色々あるんだなぁ…と。YouTubeによる発掘は凄いモノがある。音だけでのブートレッグ的なのでもジョニー・ウィンターとのセッションとか、ライブでのバターフィールドとのジョイントとかテレビ番組では何とトム・ジョーンズとのセッションなんてのがあって、色々やってたんだなぁ…と昔の文字情報レベルでは分からなかったのがこうして色々出て来る。音源の方も幾つかのライブがまとまって出てきているし、楽しめる時代だ。
…ってなことで、トム・ジョーンズとのデュエットは1969年11月11日のトム・ジョーンズ・ショウというテレビ番組で実現した企画で、この時のジャニスはコズミック・ブルースバンドと共に後の映画のタイトルともなった「Little Girl Blue」をソロで歌い上げて、トム・ジョーンズとは「Raise Your Hand」を楽しそうに歌っている。それがまたキレイな映像で残されているんだから恐れ入るのだが、今と比べてみればそりゃもうとんでもなくチープな機材で歌われているにもかかわらず、どんだけの歌なんだよ、二人とも。まずはジャニスがあの声で熱唱するんだけど、もうね、この人ホントにちょこっと歌っただけで空気変わっちゃうんだよな、普通にさ。それでいて楽しそうに熱唱しているんだからもうとんでもない。それで2番になるとトム・ジョーンズの出番だけど、これがまたホントにとんでもない歌声だから全くジャニスに引けを取ることもなく、しかも歌のトーンとか声の高さとか近いものあるのかな、違和感なくそのまま出てくる。終盤の熱唱ぶりのシャウトなんてふたりとも、ってかジャニスは心のままにシャウトしてるけど、トム・ジョーンズは間合いを図ってのシャウト、それでもオーティスかよってなくらいのガッタガッタな叫び声で、やっぱりいつの時代になってもこういう迫力はなかなか出せない魅力。
ジャニスってやっぱりロックだな、って実感したもん。昔ジャニスは自分の事をブサイクで誰にも見向きされない人間で、それがコンプレックスなんだ、そしてそのまま生きているってなことを言ってたけど、そういう悲壮さ加減が出ているのだろうか、歌ってる時の楽しさの裏側にある人生の侘しさみたいなのが見えてきて、あぁ、ロックだ…って。ヒッピーみたいな格好でテレビに出てきて、それでも精一杯おしゃれなの選んできたけど、それでもセレブなトム・ジョーンズと比べりゃもう全然貧相な娘で、それが熱唱してるんだよ。この時代のロックを代表する歌い手だし、もうね、やっぱりロックはカッコよかったんだよ。ってことでこの後ジャニスばかり聴いてたという始末。どんだけ今時の歌姫が歌が上手いとか迫力あると言ってもこの次元を超えることはないだろう。

先日「リップシンクバトル」なるアメリカのテレビ番組を見る事があって、もちろん出演している人達もやってる曲もほとんど知らないんで、それ自体はコメディ番組でしかないけど、イギリスの若い女優さんが何をやるのかと思ったらジャニスの「Piece of My Heart」なんてのをやり始めたからとっても驚いた。お茶の間の番組でポップスや売れてたもの中心でしかやらないような番組でジャニスが出て来るんかい?って。そんなにジャニスって普及しているアイコンなのか?ってのがあって、そこに驚いた。さすがにテレビで受けないようなのをやらないだろうから、そんだけ浸透してるってことだろうし、皆それで楽しむワケだからさ。んで、そんなに見たからホンモノも久々に聴きたいなぁ…ってことで漁ると色々あるんだなぁ…と。YouTubeによる発掘は凄いモノがある。音だけでのブートレッグ的なのでもジョニー・ウィンターとのセッションとか、ライブでのバターフィールドとのジョイントとかテレビ番組では何とトム・ジョーンズとのセッションなんてのがあって、色々やってたんだなぁ…と昔の文字情報レベルでは分からなかったのがこうして色々出て来る。音源の方も幾つかのライブがまとまって出てきているし、楽しめる時代だ。
…ってなことで、トム・ジョーンズとのデュエットは1969年11月11日のトム・ジョーンズ・ショウというテレビ番組で実現した企画で、この時のジャニスはコズミック・ブルースバンドと共に後の映画のタイトルともなった「Little Girl Blue」をソロで歌い上げて、トム・ジョーンズとは「Raise Your Hand」を楽しそうに歌っている。それがまたキレイな映像で残されているんだから恐れ入るのだが、今と比べてみればそりゃもうとんでもなくチープな機材で歌われているにもかかわらず、どんだけの歌なんだよ、二人とも。まずはジャニスがあの声で熱唱するんだけど、もうね、この人ホントにちょこっと歌っただけで空気変わっちゃうんだよな、普通にさ。それでいて楽しそうに熱唱しているんだからもうとんでもない。それで2番になるとトム・ジョーンズの出番だけど、これがまたホントにとんでもない歌声だから全くジャニスに引けを取ることもなく、しかも歌のトーンとか声の高さとか近いものあるのかな、違和感なくそのまま出てくる。終盤の熱唱ぶりのシャウトなんてふたりとも、ってかジャニスは心のままにシャウトしてるけど、トム・ジョーンズは間合いを図ってのシャウト、それでもオーティスかよってなくらいのガッタガッタな叫び声で、やっぱりいつの時代になってもこういう迫力はなかなか出せない魅力。
ジャニスってやっぱりロックだな、って実感したもん。昔ジャニスは自分の事をブサイクで誰にも見向きされない人間で、それがコンプレックスなんだ、そしてそのまま生きているってなことを言ってたけど、そういう悲壮さ加減が出ているのだろうか、歌ってる時の楽しさの裏側にある人生の侘しさみたいなのが見えてきて、あぁ、ロックだ…って。ヒッピーみたいな格好でテレビに出てきて、それでも精一杯おしゃれなの選んできたけど、それでもセレブなトム・ジョーンズと比べりゃもう全然貧相な娘で、それが熱唱してるんだよ。この時代のロックを代表する歌い手だし、もうね、やっぱりロックはカッコよかったんだよ。ってことでこの後ジャニスばかり聴いてたという始末。どんだけ今時の歌姫が歌が上手いとか迫力あると言ってもこの次元を超えることはないだろう。
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