Tank - Tank

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Tank - Tank (1987)
Tank (24bt) (Dig)

 The Damnedから派生したのってThe Lords of New ChurchとTankになるワケだが、どちらもバンドとしてのステータスを確立していったってのは元のバンドにある程度の力量のあるメンバーが参加していたという事で、バンドそのものもそれなりに力量のあったバンドだったってことになる。これがクラッシュやジャム、ピストルズなんかだとそうはならないし、その意味でもThe Damnedというバンドはパンクと呼ばれつつも一番奥深いセンスを内包していたバンドだったのかもしれない。

 The Damendでベースを弾いたことのあるアルジー・ワードが主役となって結成したバンド、Tankは1981年に産声を上げ、そのモーターヘッド的スタイルがNWOBHMという時代性にマッチして、その筋での重要バンドの位置を確立していった。今聴いてもTankのサウンドは腹の底から力が湧いてくるようなサウンドで、メタルでもないしパンクでもないし気骨のあるロックというトコロだろうか、とにかく気合の入る音を出していたのだ。そのサウンドは一貫して変わることなく、どこかで軟弱になつこともなかったし、迷いが生じることもなかった。つまりこれ一本で行きていくぜ、的なバンドだったってことで、その意味ではパンクだったのかもしれないが、今回のアルバム「Tank」は1987年にリリースされていて、5枚目の作品となったアルバムだ。キャッチーな曲など必要ないからこのゴツゴツなスタイルが大いに気に入っているのだが、特に顕著になってきたのはアルジー・ワードの歌うメロディの美しさと言うのか、哀愁ある男臭い歌メロが妙に染み入る。そこがこのTankの愛されるトコロなんだろう、確かにハードなスタイルの音の中にあるにもかかわらず、歌だって男臭いくせにメロディーが良いというのは反則だろ(笑)。

 どうにもジャケットが締まらないのと、前作から3年ほど間が開いているというのもあって、人気のないアルバムみたいだけど、上手くすればこの時代でもヒットする可能性はあったのにな。時代はメタルからハードロックへとシフトしていた頃だし、男臭いのもメタリカを筆頭に受けていた時代だし、そこにこういう音が紹介されていれば飛びついたリスナーも多かっただろうになぁと素人的に想像出来る。ただ、レーベルの倒産危機なんかがあってバンド活動を停止してしまったという逆方向の要因があったみたいで、一旦ココでTankは活動を停止している。勿体無い。Tankのアルバムはホントに最初からここまでどれもガツンと気合の入ったアルバムばかりなのでいつもは聴かないけどたまに聴くと気合入って良いんだよ。このアルバムなんてバラードもあるしさ、評判よりも圧倒的に良い内容を誇るアルバムです。

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フレ
Posted byフレ

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