Bronco - Country Home

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Bronco - Country Home (1970)
Country Home/Ace Of Sunlight

 ロバート・パーマーとフランキー・ミラー、それに本日登場のジェス・ローデンってのが英国三大ブルーアイドソウルシンガーです、なんて初めて知ったわ(笑)。どれもこれも無名な方々で構成されている括りじゃないのか?って感じだけど、自分が接した頃はそういうの無かったのは確かだけど、後になってそういう括りも出来たのかもしれない。いや、多分そうだ。30年前とは色々と変わってきているだろうし、追記されている歴史部分もあるのだろう…、そっか…。そんな事を思いつつもちょいとアクのある歌声を持つシンガーが気になってアレコレ聴いている日々、なかなか色々と面白いものもあって楽しめる。

 Broncoってバンドの1970年リリースの「Country Home」。セカンドの「Ace Of Sunlight」の方が知られているので自分もそっちを随分前に聴いていたけど、まだまだこの手の音楽をロックだぜ、として聴いていられるほどの許容もなかったしね、ほとんどまともに聴いてない。まぁ、ところどころで聴くとそれなりの興味は湧いてきたりするんで、徐々に受け入れられるようにはなっていったんだけど、やっぱり基本的にギターが好きなロック小僧としてはさほど影響を及ぼすものでもなかった。そんな事ではあるけどリスナーとしてこの渋さと言うか、確かにパブで簡単にうるさくなく演奏できそうな曲ってのはThe Kinksの「マスウェル・ヒルビリーズ」を彷彿とさせる雰囲気でなかなか聴きやすい。ジェス・ローデンの歌声も熱唱系なブルーアイドソウルってんでもないからそこまで言われる程の人なのか?って思ってしまうが、きっと他のアルバムやソロアルバムなんかじゃ凄いんだろう。いずれ聴かないとね。

 さて、この「Country Home」という作品、全くパブロック、と言うかフォーク・ロックなんだろうな、基本。アメリカのと違うのはどこかフワフワっとしたトコロとヒネリのセンスなのだろうか、流しのライブ的な曲調が多くて大変聴きやすい。ちょいとイメージ変わった。このジェス・ローデンって人、フリーのコソフのBack Street CrawlerやMott The HoopleやKeef Hartleyあたりの作品にも参加してるし、そもそもがBand of Joyのメンツとのバンド結成がこのBroncoだし、かなりど真ん中の渋いトコロを突いた活動だったんだけどね、結局は実力のある渋めの人、で終わってしまっている感があってもったいなかったのかも。かと言って漁るか、って気にもならないしな…。作品もメンツも良作なアルバムです、はい。





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フレ
Posted byフレ

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