Ritchie Blackmore's Rainbow - Ritchie Blackmore's Rainbow
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Ritchie Blackmore's Rainbow - Ritchie Blackmore's Rainbow (1975)
![Ritchie Blackmore's Rainbow [ORIGINAL RECORDING REMASTERED]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51ow5QWqb2L.jpg)
日本のハードロック・メタルシーンって概ねレインボウからの影響が大きいと思ったのはもちろんレインボウを聴いてからの話で、それまではそれこそ日本独自解釈によるメタルシーンみたいに思ってた部分あったんだよね。Zeppelin系列みたいに思うのはなかったからやっぱりレインボウってのは取っ付きやすいバンドだったんだろうと。確かに誰が聴いても、カッコ良いな、って思える曲が多いし、それこそがレインボウの強みなワケだし。
…ってことでまだ書いてなかったのか、って思ったRitchie Blackmore's Rainbow名義の1975年リリースのファーストアルバム「Ritchie Blackmore's Rainbow」。所詮はELFにいたロニー・ジェイムス・ディオが欲しかっただけの話でシングルからアルバムへと発展させて、その時にELFのメンバーの仕事を重要視したディオの意向を組み込んでバンド形式にしていたけどその実力差は明らかで…みたいな話らしい。実際そうだったんだろうとは思うけど、アルバム聞く限りでは割と多様性に富んだ曲をバンドとしてこなしているあたり、ELFも器用なバンドだったのだろう。それが故に個性が出せなかったのかもしれないが、こうして才能あるミュージシャンはどんどんと同類の人種と融合していくのもまた面白い。その分確実に名盤が生み出されていく率が高まるのだから。
このアルバムも傑作佳作揃いで、一発でカッコ良いな、って思うのはカバー曲ながらも「Black Sheep of the Family」だろう。そもそもこれがDeep Puprple脱退の理由なんだろうけど、こんだけカッコよく出来たらやってみたいと思うだろうね。ディオの歌声にしてはちょいと軽めになってしまうけど、元々がQuatermassの作品だもんね、凄いセンス。そしてここでのリッチーのギターはソロイスト的なところは控えめで楽曲中心と言うか、曲に合ったソロを展開している方が中心でさすがに自分のバンド的にコンポーザー的な面を出したのか、ギタリスト的にはちょいと寂しいかも。んで、ヤードバーズのカバーで終了するけど、それもこういうカバーとはね…、なかなか普通に英国バンド的にごった煮センスも入ってて面白い。
このアルバムでロニー・ジェイムス・ディオを獲得して、ELFの面々にも義理立てして、いよいよ本格的にプロのメンツを揃えて快進撃を続けていくのが次作「虹を翔る覇者」からで、その序章としてある種方向性も無視して自身の趣味的に好きなことをやっていたアルバムでもあるか。
![Ritchie Blackmore's Rainbow [ORIGINAL RECORDING REMASTERED]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51ow5QWqb2L.jpg)
日本のハードロック・メタルシーンって概ねレインボウからの影響が大きいと思ったのはもちろんレインボウを聴いてからの話で、それまではそれこそ日本独自解釈によるメタルシーンみたいに思ってた部分あったんだよね。Zeppelin系列みたいに思うのはなかったからやっぱりレインボウってのは取っ付きやすいバンドだったんだろうと。確かに誰が聴いても、カッコ良いな、って思える曲が多いし、それこそがレインボウの強みなワケだし。
…ってことでまだ書いてなかったのか、って思ったRitchie Blackmore's Rainbow名義の1975年リリースのファーストアルバム「Ritchie Blackmore's Rainbow」。所詮はELFにいたロニー・ジェイムス・ディオが欲しかっただけの話でシングルからアルバムへと発展させて、その時にELFのメンバーの仕事を重要視したディオの意向を組み込んでバンド形式にしていたけどその実力差は明らかで…みたいな話らしい。実際そうだったんだろうとは思うけど、アルバム聞く限りでは割と多様性に富んだ曲をバンドとしてこなしているあたり、ELFも器用なバンドだったのだろう。それが故に個性が出せなかったのかもしれないが、こうして才能あるミュージシャンはどんどんと同類の人種と融合していくのもまた面白い。その分確実に名盤が生み出されていく率が高まるのだから。
このアルバムも傑作佳作揃いで、一発でカッコ良いな、って思うのはカバー曲ながらも「Black Sheep of the Family」だろう。そもそもこれがDeep Puprple脱退の理由なんだろうけど、こんだけカッコよく出来たらやってみたいと思うだろうね。ディオの歌声にしてはちょいと軽めになってしまうけど、元々がQuatermassの作品だもんね、凄いセンス。そしてここでのリッチーのギターはソロイスト的なところは控えめで楽曲中心と言うか、曲に合ったソロを展開している方が中心でさすがに自分のバンド的にコンポーザー的な面を出したのか、ギタリスト的にはちょいと寂しいかも。んで、ヤードバーズのカバーで終了するけど、それもこういうカバーとはね…、なかなか普通に英国バンド的にごった煮センスも入ってて面白い。
このアルバムでロニー・ジェイムス・ディオを獲得して、ELFの面々にも義理立てして、いよいよ本格的にプロのメンツを揃えて快進撃を続けていくのが次作「虹を翔る覇者」からで、その序章としてある種方向性も無視して自身の趣味的に好きなことをやっていたアルバムでもあるか。
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