Iron Maiden - Somewhere in Time
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Iron Maiden - Somewhere in Time (1986)

都心部がガラガラになり道路からは車が溢れ、長距離電車や飛行機は満員御礼と民族大移動が開催されるこの時期、じっくりとロックを聴いていた方が人生のためかも?とは思わないけど動けないんだからどうしようもないしな…と元来の怠惰性が行動を制御している…、ダメだねぇ(笑)。ちょいとガツンとしたモン聴きたいし、ベースのカッコ良いのも続けたいな、ってことで当然思い付いたのがスティーブ・ハリスですね。
Iron Maidenの1986年作「Somewhere in Time」。時代的にバブリーな中、シンセやデジタルが出始めて普及してきた頃、ついにメイデンまでもがその波に捉えられたか、と当時はその音色や楽曲のセンスが悪評でもあった部分はあったけど、やっぱりアルバムそのものは全盛期の作品のひとつでもあるワケで、素晴らしい作品が揃っている。どこから聴いてもメイデンらしい、メイデンじゃなきゃ、というフレーズが炸裂しまくってて聴けば聴くほどに名作感が出てくるというアルバム。自分的にはこのギターの音色はちょいと好きではないけど、それ以前にこのかっこよさが響くので、良いかと思える次第。
それにしてもスティーブ・ハリスのベースの目立ち具合ってのは以前からそうだけど、この手のバンドとしてもかなり珍しい部類に入るよね。ところどころでバキバキと自己主張してくるし、当然クリエイターだから曲の流れを思い切り司っているラインで弾かれている訳で、それに加えてランニング的なお遊びも入ってくるという正にベース中心に聴いていても楽しめるアルバムに仕上がっている、とも言えるか。それはこのアルバムに限らないけど、改めてベースを聴いていくとそう思う。これだけメジャーなメタルバンドでギターの存在感がここまで薄いのはあまり見当たらない気がする(笑)。
今思うと相当に新しいことにチャレンジしていた時代でもあったのかな、と。NWOBHMの筆頭格だったことで既にそれまでの時代とは異なるバンドではあったけど、パンクとプログレッシブな要素を持ち込み、このアルバムあたりでは更にデジタル・シンセとの融合も果たして本質を変えずにバランスの良い味付けをして時代性を取り入れていくという器用さ、聴いている側はそういうのも含めて本質がブレてなければ楽しめるし、なんとも見事な采配と舌を巻くのみ。だからこそ今でも名盤として挙げられる一枚なんだろう。

都心部がガラガラになり道路からは車が溢れ、長距離電車や飛行機は満員御礼と民族大移動が開催されるこの時期、じっくりとロックを聴いていた方が人生のためかも?とは思わないけど動けないんだからどうしようもないしな…と元来の怠惰性が行動を制御している…、ダメだねぇ(笑)。ちょいとガツンとしたモン聴きたいし、ベースのカッコ良いのも続けたいな、ってことで当然思い付いたのがスティーブ・ハリスですね。
Iron Maidenの1986年作「Somewhere in Time」。時代的にバブリーな中、シンセやデジタルが出始めて普及してきた頃、ついにメイデンまでもがその波に捉えられたか、と当時はその音色や楽曲のセンスが悪評でもあった部分はあったけど、やっぱりアルバムそのものは全盛期の作品のひとつでもあるワケで、素晴らしい作品が揃っている。どこから聴いてもメイデンらしい、メイデンじゃなきゃ、というフレーズが炸裂しまくってて聴けば聴くほどに名作感が出てくるというアルバム。自分的にはこのギターの音色はちょいと好きではないけど、それ以前にこのかっこよさが響くので、良いかと思える次第。
それにしてもスティーブ・ハリスのベースの目立ち具合ってのは以前からそうだけど、この手のバンドとしてもかなり珍しい部類に入るよね。ところどころでバキバキと自己主張してくるし、当然クリエイターだから曲の流れを思い切り司っているラインで弾かれている訳で、それに加えてランニング的なお遊びも入ってくるという正にベース中心に聴いていても楽しめるアルバムに仕上がっている、とも言えるか。それはこのアルバムに限らないけど、改めてベースを聴いていくとそう思う。これだけメジャーなメタルバンドでギターの存在感がここまで薄いのはあまり見当たらない気がする(笑)。
今思うと相当に新しいことにチャレンジしていた時代でもあったのかな、と。NWOBHMの筆頭格だったことで既にそれまでの時代とは異なるバンドではあったけど、パンクとプログレッシブな要素を持ち込み、このアルバムあたりでは更にデジタル・シンセとの融合も果たして本質を変えずにバランスの良い味付けをして時代性を取り入れていくという器用さ、聴いている側はそういうのも含めて本質がブレてなければ楽しめるし、なんとも見事な采配と舌を巻くのみ。だからこそ今でも名盤として挙げられる一枚なんだろう。
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