Jimi Hendrix - Machine Gun
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Jimi Hendrix - Machine Gun

つくづくと、ジミヘンの存在感の独特さを実感する。ジミヘンが出てきてから50年、今でもそういう輩は出てこないし今でも生きてるかのように普通に名前が出て来る人だし、ジミヘンという黒人が奏でたロックスタイルは今の黒人からも出てこないし、白人が一生懸命アプローチしてはいるけど、それはそれという感じだし、やっぱり偉大なロックギタリストだった。ウチのブログでも結構な数が書かれているし、アルバムやライブ盤だって常に何かしらリリースされてるし、どんどんと出してくれるとありがたい。
Jimi Hendrixの「Machine Gun」というライブアルバムが2016年にリリースされている。内容は1969年12月31日〜1月1日にそれぞれ昼夜2公演づつ行われたライブショウの中から12月31日の最初のショウを丸ごと収録したライブアルバムで、これまでアチコチでリリースされてたりしたものとは被らない曲が8曲、即ち8曲の未発表ライブ盤を含めたBand of Gypsys時代のライブアルバムってことだ。もちろんメンバーはビリー・コックスとバディ・マイルス、しかもやってる曲は初期のエクスペリアンス時代の曲はまるで無しという有様。明らかに新しい取り組みにチャレンジするぜ、的な意思が見える曲を揃えていて、それを見せるためにもこのお披露目的ライブの最初では新曲ばかりを披露しているということだ。この時リアリタイムでジミヘンを追ってた人はどう思ったんだろうか?知らない曲ばかりでメンバーも変わってるからイマイチだなぁ…、大人になったジミヘンなんて面白味に欠けるんじゃないか、なんて感じだったのだろうか。ライブで見てればそんなこと感じない迫力だったんだろうとは思うが。
自分も、Band of Gypsysの時代は割と苦手で、それでも70年途中からはライブだとドラムがミッチ・ミッチェルになるから良かったけど、バディ・マイルスとビリー・コックスだとどうにもバックが普通で迫力に欠けた気がしてた。今でもそれは思う。ただ、バックが普通の方がジミが弾きやすかったのかも、ってのはあった。爆発的なロックから意味深な宇宙サウンドへ進化していったジミヘンのスタイルをきちんと音楽として打ち出すにはこういうバックの方が良かったと云うのか、安定したリズムとタイトなスタイルはギター弾く時に凄く安心するから。それとバディ・マイルスは歌も歌うからジミヘンもラク出来たのかもしれない。単なるギタリストをやってる時のジミヘンっは生き生きしてただろうと云う想像もある。
そんな事を思いつつ聴いているが、何だよこれ、とんでもなく良いライブじゃないか。アルバムで聴いてた時はどうにも、って感じだったけどなんで未発表にしてたんだ?って思うくらい丁寧に弾いててバンドとしても安定してるし、ジミヘンもしっかり弾いてて迫力もあるし、かなり良いライブ。昔の曲だと弾きまくりで走りまくるスタイルだったけど、ちょっと進化した感じの曲ばかりだから勢いに任せたプレイにならずに済んでいるのかもしれない。中でもアルバムタイトルにもなってる「Machine Gun」のベトナム戦争の銃弾の音をイメージしたイントロから激しく撃ちまくるかのような宙を舞うプレイに至るまで、思うトコロが大きかったのか、雰囲気にしろ演奏にしろ正に真骨頂と言うべき瞬間が訪れている。毎日聴いてたら疲れるけど、たまにジミヘンのライブを聴くとやはりその凄さに感動しちゃう。

つくづくと、ジミヘンの存在感の独特さを実感する。ジミヘンが出てきてから50年、今でもそういう輩は出てこないし今でも生きてるかのように普通に名前が出て来る人だし、ジミヘンという黒人が奏でたロックスタイルは今の黒人からも出てこないし、白人が一生懸命アプローチしてはいるけど、それはそれという感じだし、やっぱり偉大なロックギタリストだった。ウチのブログでも結構な数が書かれているし、アルバムやライブ盤だって常に何かしらリリースされてるし、どんどんと出してくれるとありがたい。
Jimi Hendrixの「Machine Gun」というライブアルバムが2016年にリリースされている。内容は1969年12月31日〜1月1日にそれぞれ昼夜2公演づつ行われたライブショウの中から12月31日の最初のショウを丸ごと収録したライブアルバムで、これまでアチコチでリリースされてたりしたものとは被らない曲が8曲、即ち8曲の未発表ライブ盤を含めたBand of Gypsys時代のライブアルバムってことだ。もちろんメンバーはビリー・コックスとバディ・マイルス、しかもやってる曲は初期のエクスペリアンス時代の曲はまるで無しという有様。明らかに新しい取り組みにチャレンジするぜ、的な意思が見える曲を揃えていて、それを見せるためにもこのお披露目的ライブの最初では新曲ばかりを披露しているということだ。この時リアリタイムでジミヘンを追ってた人はどう思ったんだろうか?知らない曲ばかりでメンバーも変わってるからイマイチだなぁ…、大人になったジミヘンなんて面白味に欠けるんじゃないか、なんて感じだったのだろうか。ライブで見てればそんなこと感じない迫力だったんだろうとは思うが。
自分も、Band of Gypsysの時代は割と苦手で、それでも70年途中からはライブだとドラムがミッチ・ミッチェルになるから良かったけど、バディ・マイルスとビリー・コックスだとどうにもバックが普通で迫力に欠けた気がしてた。今でもそれは思う。ただ、バックが普通の方がジミが弾きやすかったのかも、ってのはあった。爆発的なロックから意味深な宇宙サウンドへ進化していったジミヘンのスタイルをきちんと音楽として打ち出すにはこういうバックの方が良かったと云うのか、安定したリズムとタイトなスタイルはギター弾く時に凄く安心するから。それとバディ・マイルスは歌も歌うからジミヘンもラク出来たのかもしれない。単なるギタリストをやってる時のジミヘンっは生き生きしてただろうと云う想像もある。
そんな事を思いつつ聴いているが、何だよこれ、とんでもなく良いライブじゃないか。アルバムで聴いてた時はどうにも、って感じだったけどなんで未発表にしてたんだ?って思うくらい丁寧に弾いててバンドとしても安定してるし、ジミヘンもしっかり弾いてて迫力もあるし、かなり良いライブ。昔の曲だと弾きまくりで走りまくるスタイルだったけど、ちょっと進化した感じの曲ばかりだから勢いに任せたプレイにならずに済んでいるのかもしれない。中でもアルバムタイトルにもなってる「Machine Gun」のベトナム戦争の銃弾の音をイメージしたイントロから激しく撃ちまくるかのような宙を舞うプレイに至るまで、思うトコロが大きかったのか、雰囲気にしろ演奏にしろ正に真骨頂と言うべき瞬間が訪れている。毎日聴いてたら疲れるけど、たまにジミヘンのライブを聴くとやはりその凄さに感動しちゃう。
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