Bootsy's Rubber Band - Ahh the Name Is Bootsy Baby

0 Comments
Bootsy's Rubber Band - Ahh the Name Is Bootsy Baby (1977)
Ahh the Name Is Bootsy Baby

 ある程度ロックとは異なる世界を聴いていると、それぞれの凄さとか面白さみたいなのは判ってくるし、やっぱりその世界にハマっていく人がいるのも分かる。それでも自分的にはしばらく聴いてると、やっぱりロックのがいいなぁ〜とかなっちゃうところがその世界にハマれないんだな。今回も黒いの幾つか聴いてて、書いている以上に他のも聴いたりしててね、それでも何かどっか違うんだろうなぁとかあってさ、ギターでも黒人系ので弾きまくるなんてのは他にはほぼ皆無で、あってもフュージョン系とかトニー・マカパインくらいか、って話だしさ。

 じゃ、ってことで面白い変態ってのでBootsy CollonsのRubber Bandでいいんじゃない?ってことで1977年リリースのセカンド・アルバム「Ahh the Name Is Bootsy Baby」。1977年ってそっか、アメリカじゃディスコブーム全盛期だからこういうのでイケたんだろう、と納得。JBの時代からFunkadelic、Parliamentでの活躍から同士達と共に作ったRubber Band、方向性がどう違うかってのはほとんど変わらないし、ブーチーのモコモコベースがブイブイ言ってるのは当たり前だし、ほぼワンコード展開でのJB的ファンクとも言うべきか、一辺倒で走りまくるという姿勢、明るくファンキーでオネェチャン達とのコーラス掛け合いとか如何にもお遊び要素満載な作風。能天気なスタイルはズバ抜けてるとも言えるが、ふとザッパとの共通項を見出してしまった。こういうのをもっと研ぎ澄ましていったのがザッパの音楽なのかもな、と。まぁ、時系列的にはザッパが先なワケだが。

 しかしやっぱりJBって凄かったんだなと、こういうの聴いてて思う。そこかしこでJBの影響満載だし、良い曲を作って、とかそういうのはあんまり無かったんだろう。楽しくやることやって騒げるの、とかそういうんだろうか、音楽的な繊細な組み立てなんてのは皆無で、本能だけで作り上げてるんだろうと思える。それでもこんだけのブイブイサウンド、なかなか出せないグルーブ、やっぱり凄い人だし面白い。かと言ってソロアルバム全部聴くぞ、って感じにはならないのだが。



関連記事
フレ
Posted byフレ

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply